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ankaraさんの素晴らしき日々 ~不連続存在~の長文感想

ユーザー
ankara
ゲーム
素晴らしき日々 ~不連続存在~
ブランド
ケロQ
得点
85
参照数
3692

一言コメント

電波系と聞き期待の一作、メインヒロインは由岐・羽咲でした。凌辱方面はほとんどなく安心設計

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

レズっけの強い姉妹の名前が気になるけど気にしない…最初はほとんど女しかいない。
ほんとうに序章という感じ
エロはレズだけ

Down the Rabbit-Hole
思索する少女が印象的な始まり。かわしまりのさんの声が好きなのでのんびりきいてれます。
音もいいのかも。

世界が終るとか救うとか、ざくろさん、病んでるんですね…
若槻姉妹との会話は退屈かもしれない。テンプレ過ぎて無味乾燥…

だんだんと狂気が蔓延していくのは自殺からか。空気がピリピリしていくのがわかる。
冷静な由岐はかこよい。

彩名はなんにも動じない子、空気を全力で読まないんだな。この子との自殺騒ぎの後会話は落ち着く、と思いきや
見上げた空の様子が不穏。やっぱり、何か始まるんですね。

若槻姉妹が部活を終えるまでの時間、卓司と会う。彼はなんか逸材な気がする。彩名もだけど。

ネットで広まるイタズラを調べ始めてから若干ミステリー調に
そして、卓司が変貌してるwhy?眼つきまで変わってるし、ついに電波が来たというべきか
アジる卓司君、落ち着けって、んでまた何でみんな聞き惚れてるのw分からないw

卓司の妹はかわいいかと。こむぎさんの声を聞くのは久しぶりだな。なんか羽咲の周りだけ
普通の萌ゲー、和む。

瀬名川先生が死んでからの展開は面白い。ホラーっぽいのあり虐殺あり。
でもやっぱり何が起こってるのかわからん。一番こえーのは彩名なのか


It's my own invention
皆守、こいつはクズだと思うがさてどうなるやら、初見での印象は最低。
ざくろと卓司はお似合いだったかも、始まりもしない関係ではあったけど
ははは、今月はクロスデイズに続きまた、男のフェラシーンを見るとは…ははは…
卓司…まぁ生きろ…不良グループの苛めは2か所の人間関係で描写されてるけど
これはいじめかっこ悪いと言える類。

ざくろ達が自殺した後の卓司の周囲はホラー。フラッシュバックが怖い、まりもちゃんパクリ並にびびりました
彩名はこの作品のジョーカー、正体は結局わからないけど。
鏡もなんか訳ありだったのね。卓司と口でやり合うのはこの章だと由岐、意味はあるのかな?。
卓司実際強くなってるようだけど、相変わらず振り回されているなw救世主力とか適当だけど好きですね
信者を獲得するために暗躍してますが、メールの発信場所特定されたら終わりな気がする。

この章の構成から全体の主役が由岐、皆守、卓司ということがわかったけど、鏡の正体がわからん前記の3人に
仕えるみたいな役割なんだろうか。ま、次章に期待

Looking-glass insection
この章は始まって思うにざくろはおちゃめで親しみやすい子だけど何か、あれだな空気を読み切れない子
ついでに逃避願望は境遇から仕方ないけど残念に思える。
んで、卓司様は分裂されたのですね。また、わからん。ざくろも根暗キモオタ卓司は駄目なんだな残酷な話です。

人によってはイケメン卓司=由岐、羽咲=司、ぬいぐるみ=鏡に見えるのか、な?
それにしてもこの作品でいじめをやるやつは可愛さの欠片もない
…勧誘した奴が怯むのか、宇佐美さん、あんたが吹き込まなければよかったのに


Jabberwocky
肉体を共有するだって!?なんという展開…読めませんでした、それはだってあんたら戦ってたじゃないか
1人の人間に3人の人格があって真の所有者が卓司なのか。
皆守を生み出したのはあの時だったと、成程、皆守がクラスで紹介もされないわけだよ。
It's my own inventionで皆守を倒した後痛がってたのは本当は自分を刺してたからか。
ついでに序章の由岐は切り離された後の由岐なのかな。

由岐の能力はかつての卓司能力そのもだったとは………あの卓司が、いや意外な話です。
まぁこの章で皆守の印象は良くなった、生まれた理由がそれじゃ今までの態度も仕方ない


Which Dreamed it
この章で間宮家の事件の真相が少し語られると、こういう分野は木村が大活躍ですね。
やっぱり卓司は卓司で本当に優れていたのは皆守兄さんだったのか、何回も認識を変更されるゲームだ


JabberwockyⅡ
真の主人公皆守と、生前の由岐とまだ小さい羽咲の話。うーん皆守はツンデレか。
当初の皆守ビジュアルは卓司の成長したものだったと。なんか子供の時点でなんか嫌なオーラ出してますな。
まったり真実が語られる。ここまでくると、数多くいたヒロインの多くが脱落しております。登場シーン的に。


全体としては、皆守が主役やるJabberwockyからがこの作品の本編ですかね。度々起こる超現象は実家から引き継いだ能力として
理解できる、基本一本道、ざくろや若槻姉妹は後半残念ながら登場せず。まぁいいけど。

簡単にまとめれば、間宮一族のお話という風な今作。盛り上がる場面は少ないけれど各キャラの人間関係を推測するのが面白い。
欲を言えばもっとショッキングな演出、凌辱を入れてほしかった。