都ちゃんの続編出してね
■主人公
「下心が動機で協力を決断したし､何の能力もありませんよ」と
自分の情けなさを（やや卑屈気味に）モノローグで語りながらも､
終盤では「こんな自分でも」と意気込む姿､このギャップは好きですね｡
これで能力が開放されれば満点でしたが､まあ続編ありきの作品なのでそれはならず｡
オレが守る!と言いながら行動がややうかつで､正直不満が漏れるばかりでした｡
体験版で見せる1シーンが主人公の見せ場だったのは悲しいですし､
彼にもっと活躍させて欲しいです（続編が複数?ありそうだから能力を明かせないのは分かるけど）｡
■都
炎の中に突っ込む主人公を見て惚れるのは分かるけど､その後に都ちゃんの好感度が
ブーストする要因があまり見つからなくてちょっと残念でした｡
ただ､弱気な側面を存分に押し出すばかりで逃げる主人公に対し､
自分から一歩踏み出す都ちゃんにはその場で盛大な拍手を送りました｡そして泣いた
■シナリオ
ロープラだから仕方ないかもしれませんが､もっとデートのシーンとか出してくれてもよかったですね｡
アニメーションもあったせいかやたらHシーンだけ頭に残ってますが､事件から隔離された日常的なシーンが乏しく､シリアスや情事の際に愛を囁くばかりで､やや言葉だけが先行してるように感じられました｡
また､終盤の事件に関する主人公の考察等､所々の判断考察が固く（首を傾げる展開が多く）､作者の意図を感じられてしまったのも残念です｡
人物像ははっきりしましたが､多くの謎（と本ルートへの不安）を残した結末で､導入部としての性質を悪い意味で強く感じてしまった作品でした｡
都ちゃんはクッソかわいいです｡
ただ単体で見るとキャラ萌えとしても消化不良なのでブチギレそうです｡