よかったです。ほんとによかったです。
ああああああ。なんていうか、言葉が出ない。絶句とはこのことを指すのかって本当のその意味を初めて知ったような感覚だった。内容という内容が何一つとして頭から出てこない。思考がまとまらない。なんていうか、悲しいというか、うれしいというか。なんなんだろうか。確かに、あの結末には悲しさを感じた。あの世凪は集団の意識の中で確立された存在というだけであって、実際の意識として存在しているわけではないと思うんだけど。でも、確かに存在していて海斗と話していて、そして、それに対してちゃんと反応していて。なんなんだろうな。希望はあるのかもしれないし、ないのかもしれない。それでも、これが一つの結末、世凪と海斗との物語の終幕としてふさわしいようにも感じていた。感動なんて陳腐な言葉じゃ受け止めきれない、文字にするとすれば、そこには理解と納得というのが近いかな、そんな風なことがあるような気がした、もう、自分が何を書いているのか大してわかっていない。実はこの文章を書く前あまりにも感情が高ぶりすぎて、感情を文字に起こさないと耐えられず、このストーリーを全部読み終わる前に感想を書いていて、なんていうか、その時にも思うことはあったんだけど、この選択と、この結末を見てから思うと、何か納得してて。もう何が何かよくわかってないし、あああああああああって感じなんだけど、それでも良い物語でした。短い人生ですが、その中でもこの作品は一番心を動かされた作品です。製作者に携わった方々、この作品を生み出してくれて本当にありがとうございました。次回作も楽しみにしています。