よく出来ているとは思う。本編前のエピソードという位置づけも好印象。だが、面白いかといわれれば……
少し微妙かもしれない。
微萌えポイントおよび軽く笑えるポイントはあるものの、全体的にシナリオはかなり寒々しい。というよりコミカルに見せようとして滑りまくっているのが痛々しい。
あと、付属時代を描いているためか、ノリが子供っぽい。杉並も、こんなキャラだったっけ？って思うような空回りっぷり。
奥行きと動きのある演出は悪くない。が、ういんどみるの「はぴねす」に比べれば若干物足りない。動いているというより「立ち絵を張ってる」感のほうが強い。
キャラクタにもいまひとつ魅力を感じない。
無印で音夢に萌えまくった身としては、今作の朝倉姉妹には並々ならぬ期待を寄せていたんだが…… なにかが足りない？ 由夢の微ツンデレっぷりとか悪くないんだけど。音姫もいまひとつキャラがつかめず（声も素人臭い）。本編では無印に迫るくらいの萌を見せてくれるのでしょうか？
他のキャラについては個人的に完全にアウト。攻略したいと微塵も思えないキャラが6人中4人もいるのは厳しい。小悪魔ロリとかロボとかイロモノすぎだろ常識的に考えて。ただ、小恋は思ったほど悪くなかったが。サブキャラも同様。特に委員長とかテンプレすぎて空気みたいに思えるくらい。
というわけで一旦購入を見送ったDCⅡだったが、DCSCのジャケット（？）にある本校制服姿の由夢が反則的にかわいいので、いま再び気になっている。これが曲芸商法か！