ErogameScape -エロゲー批評空間-

amaginoboruさんのフォークソングの長文感想

ユーザー
amaginoboru
ゲーム
フォークソング
ブランド
REWNOSS
得点
91
参照数
574

一言コメント

田舎を舞台にしたほのぼの雰囲気ゲー。あるいは3組6人の心情を想像し共感否定させ、結果世界に共感させる作品。前者としても十分良作レベルですが、後者として見た場合はオンリーワンの良さを持った傑作エロゲです。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

田舎町を舞台にした3人6組の恋物語で、世間では「穏やかな雰囲気がウリのエロゲ」と
して密かな人気を誇る本作。私もその触れ込みに誘われプレイしたクチなのですが・・・
なんともいい具合に騙されました。
何にどう騙されたかを述べる前に、まずは個別の感想と考察を書き連ねたいと思います。



◆鉄壁の幼なじみ ―美夏と陽太―
面と向かって好きといって欲しかったのに、酔った勢いで言われてしまい、挙句襲われ
かける美夏。以後ギクシャクしてしまい、仲直りのキッカケを探す展開。
字面だけ見れば実に王道な幼なじみモノです。実際ハッピーエンドでは仲直りして
エッチに励みますし、エピローグもいい雰囲気で終わります。
「あぁ普通のほのぼの恋愛エロゲだねぇ」で終了してしまうかもしれません。

ですがカップルになるまでの過程を改めて見てみると、どうにも腑に落ちない点ばかり。
というのもこの2人、結局最後まで相手の本心と向き合っていない。お互いの欲している
ものにズレがあり、またそれに気づいてないまま恋仲となってしまいます。


美夏は恋愛観をしっかりと持っています。男のほうから好きって言って欲しい。雰囲気を
大事にして欲しい。とても女の子な願望を持っています。
だからこそ、全部ぶち壊した陽太にキレて、過去最大の怒りを見せたのでしょう。
そこは美夏として譲りたくない一線だった、というわけです。
でも結局は陽太の上辺っ面だけな謝罪と告白に免じて許し、体も許してしまいます。

そう考えると、陽太は美夏の理想と全くかけ離れた男子です。なのに陽太が好きらしい。
じゃあどこに惚れたの?と歩や志帆が聞いても、曖昧でお茶を濁したり、あるいは過去の
出来事を誇大誇張して語り、理由をでっちあげるだけです。


陽太にしても同様です。彼の恋愛観は男性の欲望をダイレクトにぶつけた下半身に忠実な
もの。ロマンチックもへったくれもありません。
だからこそ、美夏がそこまでブチギレた理由が全く理解できず苦悩します。でも何とか
仲直りはしたいから、よくわからないまま謝り改めて好きだといいます。結果望みが叶う
のだから、美夏に比べて随分と報われていますが。何とも酷い男ですw

そう考えると、美夏も陽太にとっての理想とはかけ離れた女子です。でも好きらしい。
どこに惚れたんだという道成や透の追及をのらりくらりとかわし、やはり過去の出来事を
都合よく解釈して理由としています。


結局美夏も陽太も好きな理由はおそらく「幼なじみだから」という一点のみでしょう。
色々すれ違いあっている2人だけど、根底にある一番大事なところはわかりあえている。
なら大丈夫だろうとか、そんな気持ちだと思います。
だからこそ、あんな最低な告白の後に体を求められても簡単に許しちゃう。回想シーンの
タイトルにもあるように「ま、いっか」で自分の願望を片付けてしまいます。

そんな感じで以後も2人はケンカし続けるのでしょう。相手の事を理解・容認する
気が全くないのですから。陽太が最低な行動をして、美夏がキれて、結局美夏が許しちゃう。
そんな毎日が続いていくんでしょうね。で、そのままゴールインと。

ただ相手が好きな理由が明確でない以上、破局を迎える可能性も十分あると思います。
加えて田舎町という閉じられた中でのコミュニティです。大学・社会に進出してからの
新しい出会いに傾く可能性は十分考えられます。


蛇足ですがこのシナリオ、「ラムネ」の七海シナリオと全く同じテーマを扱っています。
幼いころから積み重ねてきた関係があるからこそ、強く結ばれている。それは美夏と陽太にも
同じことがいえます。

ですが結末に対するアプローチはまったく真逆。積み重ねた関係を何よりも強固なもの
として、その他小事(健二の横暴の数々など)を全く問題としない「ラムネ」に対し、
本作は「積み重ねた関係」という曖昧な要素でしか繋がっていないからこそ衝突を
繰り返し、最悪一時的にとはいえ破局を迎えます。

なんとなく「ラムネ」の方がエロゲらしい綺麗事を書いているように見えますが、
私的にはどっちもどっちかなと。積み重ねた関係で根底を理解しているから大丈夫とも
いえるし、そんな抽象的な理由だからこそ危ないともいえますし。
ただ、どう転んだとしても、根っこの部分で分かり合えてるのはやはり素敵な関係ですよね。



◆見つめている瞳 ―歩と道成―
純情カップルな2人が1年以上通して関係を進めていくお話。大きな事件もなく
3シナリオ中もっともわかりやすく甘々な物語に見えますが、その実最も理解・想像
するのが難しい2人です。

確かに大筋はお約束ばかり。引っ込み思案な女の子が寡黙な男に惚れ、時間を
かけてステップアップしていく様子。気弱な彼女を背中で語り引っ張っていく男。
祖母が倒れて支えてもらったり、進学で離れ離れになったりと、ぱっと見だけなら
お約束の連続です。

しかし細部を見てみると腑に落ちない点ばかりが目立ちます。道端で転んでいきなり
泣き出す歩。しっかりしているように見えて、どこか頼りない道成。県外へ進学する
道成へ「行かないでほしい」と言う歩とその後の反応。
そして何より、転んだとき手を差し伸べられたのに、拒絶し一人で立ち上がった歩。
オーソドックスな物語というには何か違和感を覚えるシーンばかりです。

結論からいうと、2人の関係を引っ張っているのは歩で、道成はどう対応していいか
わからず傍観するばかりで何もしていません。だからこそ歩が次の一歩を踏み出せない
場合はバッドエンド直行となるのでしょう。
以下、2人の人物像に対する所感を書きつられてみます。


まず歩ですが、確かに内気で言葉の少ない女の子ですが、自分というものをしっかり
持った非常に強い娘です。必要であれば人にも頼れる彼女は、ヒロイン勢の中では最も
強い意思を持っているといえます。(逆に一番脆いのは美夏ですね。)

その証拠に、美夏の強気な発言とお節介に対して、同意や納得ができれば賛同しても、
自らのポリシーと異なる場合には必ずやんわりと拒絶しています。
また、道成と素敵な関係になるためやるべき事は、時間をかけても必ず行動に移して
います。

関係を深めるため自分から「好きです」といったり、進路先を教えてくれない道成に
自分から聞きに行ったり、あるいは「行ってほしくない」と伝えたり、大事なことは
必ず歩から切り出しているんです。初エッチですら彼女からの進言です。
だから花見の帰り道緊張しすぎて転んでしまい、自分の不甲斐なさに泣いてしまったの
でしょう。そんな経験があったからこそ、以後強くなれたのかも知れませんけどね。


そんな強さを最も表現しているのが出会ってから一年後の語らい。またも転んで
しまった歩に対し手を差し出す道成。しかしその手を拒絶し、歩は自分の足だけで
立ち上がります。

初プレイのときは全く理解できませんでしたね。何で大好きな人から手を差し出して
貰ったのに拒絶したんだ?と。道成かわいそうとか的外れなことを思ってしまいました。
しかし2週目で縁日のおみくじシーンを見たとき、合点が行きました。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「何をお願いしてるのかは知らんが、願っていれば叶うものでもないだろう。
 お参りってのは、頼るものじゃないからな」

「ちゃんと自分でも努力してるか?」

「願うことが悪いってわけじゃない。ただ、結局は自分でやらなくちゃ
 ダメだってことだ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

2度目の転倒直前で、やはり二人はお参りしています。そのとき歩が願ったのは
道成の合格。自分ではどうすることもできないから、神頼みです。
しかし自分の願いや思いを伝えること、願いが相手の重荷とならないように働き
かけるのは、歩自身でもできることです。

だから差し出された手を掴まず一人で立ちあがり、その上で「でも、私は行って欲しく
ないです」と、自分の思いをはっきりと伝えます。何とも芯の強い娘です。
そんな歩だからこそ、上手くいって道成と幸せな空間を作っている場面では幸せに
見えますし、報われて良かったねという気持ちになれました。本作ヒロインの中で
一番のお気に入りです。

歩がもつ強さの源は、出会ったばかりで過去の実績が全くない点にもあるのかなと。
何もないから自分がやるしかない。そんな感じです。
対して美夏は幼なじみという、長年積み重ねてきた後ろ盾がある分、どうしても自分に
甘くなってしまいます。この辺の差異もまた面白いところです。


対して道成は陽介の次に理解しやすく、また最も共感できたキャラでした。
誰にでも分け隔てなく優しくできるのが彼の長所ですが、歩に対してだけはやけに
冷たく接しているように見えます。
その理由は単純明快。道成は誰にでも平等に接することができる反面、1個人への
接し方に関しては全くのド素人だからです。

その決定的なシーンが、傘を持ってきたのに実は壊れてたというシーン。困っている
人を助けるのは当然と思う彼が、こんな初歩的なミスを犯すわけがありません。
なのに急ぎ慌てチョンボしてしまったのは、相手が歩だから。やっていることは普段と
変わらないのに、相手が彼女というだけで動転し失敗してしまったのでしょう。
冷静に考えればいる場所は予想ついていたのだから、もう少し落ち着いて対処すれば
良かったわけですしね。

そんな道成だからこそ、歩の挙動や反応一つ一つに慌てふためき、自分にはわからない
事として人にすぐ相談し、自分で解決しようとはしません。というかできません。
転んで泣かれても、いきなり告白されても、進路が決まってもです。初エッチを切り出す時
ですら無言で抱きしめるのみ。その行動に不快感を覚える人も少なからずいらっしゃる
のないでしょうか。特に女性視点だと陽太以上にダメ認定されるかもしれませんね。

とはいえ、今までいい人優しい人と言われても、異性として好きといわれたことは
なかった道成です。内気で一見傷つきやすそうな歩に対し、どうしても腰が引けて
しまうのは(歩には申し訳ないですが)仕方ないのかなと、個人的には思っています。
自分を重ねて「あぁこんな気持ちだったよなー」とか、妙に納得してしまったので(笑

でも歩は訳隔てない優しさや、ふと見せる笑顔に惚れたわけで、彼女の長所があれば
付き合うにあたり道成の欠点はさしたる問題にはならないはずです。
今後も2人は自分達なりに連れ添い、だんだんと自然な形へと収まっていくのでしょう。
他の2組と違い、必ず2人で幸せになってくれそうなカップルでした。



◆近くて遠いふたり ―志帆と透―
他2シナリオから、志帆が彼と別れ透とくっつくのがわかっていたので、選択肢も
エロゲにありがちなそれっぽいのをガンガン選択していきました。なのにたどり着いた
のは彼と別れ透とも一緒にならないED。曲こそバッドではなかったものの、どう見ても
notハッピーエンドですありがとうございました。

同時に1週目プレイ時は、それまでサブキャラとして見てきた志帆と透の人物像に対し、
どうにも違和感を覚える展開ばかりでした。
冷静で無表情だけど接し方は温かく気遣いも万全だった志帆が、透や元彼の久志にも
冷たく当たり、二人への気遣いなど微塵も見せません。透にしても自分をしっかり持った
ブレる事ない性格だったのが、小事に気を取られ怒りを顕にしたりと、どちらも
「あれ?」と首を傾げたくなるキャラ造形でした。

しかし周回を重ね選択肢が増えるにつれ、段々と透「らしさ」が表現されたルートが
わかるようになってきました。それを繋げ少しずつ前に進むことでようやく狙い通りの
ハッピーエンドへ到達。ここに至って初めて、このルートがどういった構成で作られて
いたか、理解できました。


既存2シナリオはキャラの行動や発言に対し、能動的に探りを入れることで初めて
対象キャラの人物像を想像・理解することができる仕組みでした。
対して志帆・透シナリオは他シナリオで2人の、特に透の人物像を把握し、その上で
彼らしい選択肢を選ばないと、ベストエンドにたどり着けないようになっているのです。

そして今まではヒロイン主導のシナリオ運びだったのに対し、こちらは重要な選択肢の
ほとんどが透の行動を確定させる、男性主導の物語。彼らしい選択肢を取れば志帆も
従来通りの顔を見せてくれますし、当然不相応な選択をすればどんどん彼女の心が
離れてしまうよう調整されているのです。

この見せ方は上手いですが何とも意地悪い方法です。二人がくっつくとわかっていれば、
嫌な部分の目立つ元彼から志帆を離してあげようとするのはエロゲーマーの常。そこを
見事逆手に取られてしまいました。加えて周回ごとに選択肢の増える仕様に慣れてきた
ところに対してこの不意打ちです。引っかからずに一発ハッピーへ行けた人はどのぐらい
いるんでしょうか。

なお既存2ルートは複数のハッピーエンドと1~2個のバッドが用意されています。
対して志帆・透シナリオだけは全てハッピーエンド扱い。ですがその中で二人がいい関係に
なれるのは僅か1ルートのみ。製作者によって人物像とエンディングが固定された唯一の
シナリオに感じられました。


その上で2人の人物像について所感を。
まず透ですが、なんともカッコよすぎる男ですね。背は低いし言動にも幼さが見え隠れ
していますが、その発言は必ず自分という芯が通っていて、曲がることは(プレイヤーの
選択肢によって以外には)ありません。

加えて相手を受け入れる包容力もあります。志帆に対して自分を押し付けるわけでなく、
心へ土足で踏み込むわけでなく、好意だけ伝えて後は一歩外から見守だけ。
大人というわけではありません。むしろ一番子供っぽいキャラです。しかしとても魅力的な
男の子です。彼でなければ到底志帆の相手は務まらないでしょうね。

ですが理想的過ぎるだけに、本作のウリである現実感がやや薄れてしまったのもまた事実。
絶対にないとはいいきれませんが、ここまで達観した学生は滅多に見つからないでしょう。
そのカッコ良さが奇しくもナチュラルな人物像を壊している点が少しだけ残念です。
男勢でもっとも好きなキャラなんですけどね。


お相手の志帆ですが、彼女に関してだけは最後まで理解することができませんでした。
ライターのキャラ解説によると、踏み込まれるのを拒絶し、人に頼らず生きていくのを
良しとする人物像だそうで、それでようやく納得できました。
寂しさから近しい人を作ったとしても、弱さから内側に踏み込まれるのは我慢ならない。
だからこそどんなに親しい人でも一定の距離を持って接していたい。そんな性格なんだなと。

だから踏み込み・介入せず自分を好いてくれる透を好きになれたのだろうし、引き際を
弁えている美夏だからこそ友人をやっていられるのでしょう。
(この辺から美夏が考えなしにお節介を焼いているわけでもないことが理解できます。)

タイトルの「近くて遠い二人」って何のこっちゃと最初は思いましたが、恋人という
近い関係でも、お互い踏み込むことなく一定距離を持って接しあう二人って意味だった
んですね。なるほど納得です。

ここに来てようやく、透が理想過ぎるキャラとして書かれていた理由がわかりました。
だってこんなややこしい女、透のような賢者でないと付き合いきれませんって。挙句
元彼のことがまだ好きとか言ってるしw
かといって一人で生きていけるほど強くも見えません。透がいなかったら彼女はわりと
悲惨なことになった気がします。幸いにも一緒になれたみたいですし、是非幸せになって
もらいたいものです。

てことでキャラとしては好みだけど心情は理解できなかったヒロインでした。
このシナリオで一番共感できたのは久志かも。そりゃ焦るし感情的にもなりますがな(笑



ダラダラと人物像語りを垂れ流してきましたが、上記はあくまで私が文章や行間、解説を
読み解いた上での所感であり、得られた情報から類推しただけ。確定事項ではありません。
プレイヤーここがそれぞれ人物像を想像すること。それが本作を楽しむ上で最も重要な
ファクターだと感じています。

世間では雰囲気ゲーとして有名ではありますが、田舎町はあくまで舞台でしかありません。
舞台を閉鎖社会に限定し、登場人物を3組6人の主役達に限界まで絞り込むことで、心情や
行動をより細かく繊細に伝えるためであり、雰囲気云々は舞台を作り上げたら一緒について
きた副産物です。

本作は3組の恋物語ではなく、6人の人生観と恋愛観を語り、それをペアごとにぶつけた
物語です。
6人それぞれが、どんな恋愛をしたいのか。誰と、どんな関係でありたいのか。
どんな悩みを持っているのか。どんな問題があるのか。なぜそんな行動を起こしたのか。
いずれも明確な回答がなく、読み手は与えられた情報から類推するしかありません。

その結果、誰しもが必ず共感できなかったキャラ、共感できたキャラが存在するはずです。
私は道成に共感し志帆を理解できませんでしたが、人によっては志帆や透に理解を示せる
かもしれませんし、陽太みたいな下半身男に最も親近感を抱いたり、昔の自分を思い出す
かもわかりません。

そんな共感できた人物、できなかった人物が織り交ざった、どこにでもある恋物語と
どこにでもある空間だと認識して初めて、神谷上町という世界・雰囲気に共感できる
のだと思います。

「フォークソングは共感できる物語を求めて作った」とは製作者の弁ですが、その共感は
単に田舎町のありふれた恋物語という上辺だけのものではないのでしょう。
6人の人物像を推察し、共感できる人、できなかった人を自分の過去・現在に照らし合わせ
振り分け、自分はこうだったなぁと振り返ったときに感じられるノスタルジー。
それが本作のいう「共感できる物語」なのではないでしょうか。


ですがそのほのぼのとした空気や、上辺っ面だけ見れば十把の恋物語にしか見えなかった
ことが、結果として雰囲気ゲーとしてのみ評価されてしまった原因なのでしょう。
しかし今まで再三述べてきたように、単に2人がくっついてエッチしてハッピーエンドで
ハイおしまいのエロゲではありません。

その上で文章を額面どおり受け止めて、ほのぼの恋愛ゲーと判断するのも悪くはない
でしょう。事実雰囲気ゲーとしても良質です。
ですができれば神谷上町に住む6人と向き合い、当事者達と一緒に悩み考えていただきたい。
そうすることで本作独自の素晴らしさ、ノスタルジー、そして共感を得られるでしょうから。

以上、20世紀の作品ですが素晴らしいエロゲでした。



蛇足1
実は本作、15年ぐらい前に購入を検討したのですが、諸事情によりお流れになって
しまい、今の今まで放置していたエロゲでした。ですが仮に当時プレイしていたとしても、
今ほどの満足感が得られたかというと、正直微妙なところだと思います。
若い方々に不向きというわけではありませんが、年配プレイヤーの方が楽しめる作品
かもしれません。