男女が逆転しただけで中身はときメモ1です。その「だけ」の部分が致命傷と思われがちですが、初代ときメモが好きな人なら男女関係なく楽しめます。逆に2以降のノリが好きな人は合わないかもしれません。
歌とか声優とか何とも豪華絢爛なメンバーです。
乙女ゲーってことで色々警戒してはいたものの、中身はかなりソフトな内容でした。
少女マンガでももっとギトギトしてるんじゃ？ってぐらい。嫌悪感とかそういうのは無かったです。
もっとも落とす相手が男なんで、ギャルゲーを期待してる人には向きません。当たり前か。
システムは初代ときメモにプラスα。所持金の概念やバイトコマンドの追加、それに服装を
選べる点が大きな変更点でしょうか。ややこしくないのですぐに慣れるはず。
爆弾の発生頻度や告白条件といったあたりは初代仕様ですね。容赦なく爆弾付きます。
他にガールズサイト特有の要素といったらライバルキャラです。王子以外の高校生攻略対象に
一人ずつ、女の子のライバルがいるのですが、彼女らと仲良くした上でお目当ての男子を
狙いにかかると、絶交イベントが勃発します。で、行動コマンドをケンカした相手としばらく一緒にすると
仲直り・友情イベントが発生。
更にお目当ての男子に2人とも告白されないで終わると、爽やか系の友情ENDが発生します。
この友情イベント＆友情END時の、相手の子がいいんですよ。紺野さんとか妹キャラでマジ可愛い。
ちなみに絶交イベントの有無でEDの内容が変わります。どっちもいいんですが、やはり
絶交有りの方が盛り上がりますね。あの雰囲気だけはガールズサイトでないと味わえません。
その分出すのは大変だったりしますが。男子に告白されないよう調整が必要ですから。
逆に男性サイドを見てみると、理事長や氷室先生を相手にした年の差カップルが色々面白いです。
っつーか笑えます。特に理事長。なんであんな恥ずかしい台詞連発できるんだｗ
先生は難易度高めですが、後半の「主人公にオちてる感」はなかなか見もの。
このへんもまたガールズサイトの持ち味ですね。華澄さん落とすより遥かに楽しめました。
冒頭に書いたとおり、中身が本当にときメモ1チックなんですよね。キャラクターの濃さとか
イベントの内容とかが本当にあのノリです。原作が堪能できた人ならガールズサイトを
遊んで損はしないと思います。今ならお安く買い上げられますし、暇なときに昔を懐かしむ
要領で遊んでみてください。意外と楽しめますよ。