陵辱モノの主人公が優しい性格だと苦労するようだ
女教師の姉が輪姦されてボロボロにされ、その復讐のため学内を支配する組織に属する３人の女を、闇監査官の闇子さんの助けを得て陵辱する、というのがテーマの作品だが本人の性格と女性たちがそれほど”悪”ではないため爽快感がない。
「成敗」などと大時代な言葉をつかうのならもっと女性たちを悪い奴にしておくほうがよかったのでは、と思う。
一般的に陵辱モノの主人公は格好良かろうとキモ男だろうと鬼畜な性格である。
相手の女性の人格を無視して自分勝手に行動するのだから当然である。
鬼畜でない場合も復讐などという理由から鬼畜な行動を正当化していくわけだ。
しかし本作品の主人公は性格が平均より優しいというかヘタレ野郎である。
敵の前で転んで下着を凝視、パンをおごらされる、ファンクラブに入ってオタ芸をする。
陵辱ものの主人公より萌えゲの主人公になったほうがいいのでは、と思わざるをえない。
緊張感のないことおびただしい。
コミカルを狙っている？テキストと陵辱ものというのがいまいち噛み合ってない感じ。
陵辱シーンでもあまり悲壮感はないが、闇子さんの協力もあってそれなりにハードでムチ、蝋燭、針、木馬、スカトロ、輪姦などの定番から前作でもあった動物や「お茶をたてる」とか多彩。
多くのシーンに登場する闇子さんの言葉責めはいい。
せっかく眼鏡の娘がHシーンでは眼鏡を外しているのは個人的には残念なところ。
全体的には同じラインの「懲罰指導 ～学園令嬢更性計画～」とほぼ同じレベルか。