ごく普通なFDと比べると、雰囲気重めだけど、今までを考えれば十分以上に満足できる出来だったように思う。長文感想はネタバレ大です。
まず、最初から出てくる海のシーンを見て、またなんか二人によくないことが起こりそうだな、と感じた。
「振り返ると浜辺には足跡がひとり分」
「今こそ魔法があればいい。」
「そう、願った。」
とか言ってたし。
このシーンで
「神様とふたりで浜辺を歩く
見上げた空には、これまでの人生が映し出される。
人生最後の時、浜辺に残されている筈の私と神様の足跡はひとつしかなくて……」
っていろセカ終盤で真紅が言ってたのを思い出したのは自分だけじゃないはず。
そんな中始まる、幸せな日常。
・真紅のアイドルになったCGの内容が、地元のイベントとかじゃなくてテレビ出演とか、本当にアイドルじゃん。
・敷島苺は、前作までのと雰囲気が違いすぎなような気はしないでもない。
・間で出てくる海のシーン、もういやなことが起こりそうな感じがどんどん強くなってきてるし、もう勘弁してー
・夏目鈴との試合の流れは笑った。ゆとり世代なめんなって……
・なるほどなるほど。こうやって蓮ちゃんは登場するのか。にしてもここまでの展開にして出せないとは、お願いしたけどやっぱり蓮のエロシーンは作れないよとか言われたんだろうなぁ。
からの「紅い瞳に映るセカイ」
・OPでちらっと見えた、真紅が入院してるみたいなCGはここか。にしても博士の愛した数式に出てくる博士みたいな症状やなー
・開いてるCGの位置から考えて、もう一回はHシーンあるし、治りはしなかったけどなんか感動的なエンディング、とかじゃなくて、きっと治るとは思うがどうやって治るのかな。
・また悠馬だけでは、助けられず青空ちゃんが頑張る流れなのかな。幽体離脱で意識じゃなくて記憶だけが分離してる、みたいな認識でいいのかなーこれ。
・あーそういうオチか、全く気付かなかった。だとすると海のシーンはこれを気付きにくくするためのブラフかな?とりあえず、大したことなくてよかった、本当によかった。ここら辺はさすがにFDといったところかな。青空が半透明の真紅と手をつなぐとあたりが夜になるあたりから、ファンタジー色強すぎで、なんだこれってなったから、真紅のつっこみにはそこじゃねぇってなってたりした。
仕掛けたつもりが驚かされる逆サプライズ。まあこれはよくあるし、簡単に気付けるな。新規追加のウエディングドレス真紅はいいものだ……
そしてエンディングは最後の海シーンからのまとめ。真紅からの二人称が、悠馬から、おまえでもなく、「あなた」になったり、台詞の言い方というか流れの感じから、なんかこっちに向かって言われてるような気分になった。
その後は、タイトル画面の真紅の瞳が開いてるのを確認したあと、「紅い瞳に映るセカイ」をちゃんと聴いて終了。
あと、BGMとかで新規に追加されてる曲はアレンジがほとんどを占めてるんじゃないだろうかとか考えてた。ED曲だってアレセイアのアレンジだし。
新規CGは真紅24枚(内1枚だけ他キャラも描かれてる)と他4枚(青空,蓮,藍)にSD4枚の全32枚と少ない。
まあヒロインが一人だけだし、厳しいものがあるのは多少仕方ないのだろう。
その分背景は新規のものが多く頑張ってくれてる感じがした。(例,夜の海,温泉,病院,化け物など)
以上。