一言で言えばバカゲーだが、普通のバカゲーとはちょっと違うかもしれない。シナリオに期待してやるのは絶対にオススメできないゲーム。
前後おおおおんなどでお馴染み?のゲーム。
正直シナリオは褒められた出来ではなく、悪いと言い切ってもいいレベル。事前情報があればバカゲーと納得できるかもしれないが、ういんどみるを信じて発売日に買った人の一部がKOTYの選評を書きたくなるのもわかる。シナリオ以外はいい出来なだけに残念ではある。
ただ、前後おおおおんに代表される、頭のネジが吹っ飛んでいるような表現の文章が読めるというある意味貴重なゲーム。これらの表現を考えられるというのは一種の才能かもしれない。まさか「前後」という言葉をこれだけおかしな響きに出来るとは考えもしなかった。おそらく、このゲームがなければ一生お目にかかることはなかったと思う。シナリオはよくなかったが、一部のテキストには鬼才を感じずにはいられなかった。
あのういんどみるが狙ってバカゲーを作ったのかどうかはよくわからないが、出来上がったこのゲームはまさにバカゲー。
物珍しさ、怖いもの見たさやネタとしてならオススメできるゲーム。ネタ的な意味合いが強いが2010年を代表するエロゲなのは間違いない。
間違ってもシナリオ狙いであればやってはいけない。