これはやばい、面白すぎる。 こんな名作がたまに出てくるから俺はいまだにエロゲーをやめられないんだろうな・・・
丸戸シナリオでハズレを引いたことがなかったので心配はしていなかったが、予想をはるかに上回る最高のストーリーを見せてもらった。
この作品で実はヒロインがどっかの国の王女だったとかそんなありがちな設定は一切ない。
そこにあるのはただ過去に翻弄され、それでも未来をあきらめきれずあがき続けるごく普通の、けれど人より多くの苦難を味わってきた男女の物語だ。
これだけなら普通の悲恋話に聞こえるが、読み手を引き込む文章、人物の心理描写の巧、それを効果的に魅せる演出、やはり抜きんでているものがある。
自分はこの作品のどこが良かった、どこが悪かったなどということを書こうとは思わない。
ただ、それでも間違いなくこの作品は名作だといいたい。