個人的には満足。次回作に期待していきたい
ループもので、同じような文章をなども読まされるのだけれど、読み手が飽きないように、という工夫は思慮は感じられた。やや思慮不足だったと思うけれど、個人的にはそこまで飽きは感じなかった。
黒幕は2章辺りですぐにわかってしまうため、「実は犯人は○○だったのだ!」という驚きを与えよう、という気はなかったのだと思う。なので、それをこの作品に期待していた人にとっては物足りないものになってしまったと思う。
1~2章は、犯人は誰なんだ? という面白さを
3~4章は、犯人とどう戦うんだ? という面白さをプレイヤー側に与えようとしてくれていたのだと思う。
ただ、それにしてもやっぱり“弱い”ですね。どこか淡々としているというか・・・
何より、主人公の後半はほとんどが受身だったというところが納得いかない。
ラストシーンも、ヒロインの雨音ががんばった結果のハッピーエンドであり、主人公はほとんど連絡を待っていただけのように見えた。
ぜいたくを言えば、もっと「熱さ」が欲しかったってやつですね。
とはいえ、ほとんど飽きるようなこともなく、最初から最後まで総じて楽しむことが出来ました。なずながかわいかったですしね。
原画も綺麗でした。
伝奇ホラー(でしたっけ?)ものということで、そういう雰囲気も出ていたと思います。
なので、今後の期待も込めてこの点数で。