SMEE作品はいつも初見の印象をいい意味で壊してくるので、自分の属性がアテにならない。今作では萌美が化けた。そしてまさかの、フレラバのあのキャラの出演…
あのキャラの誕生秘話というか。前作のモブキャラに、まさかこんなに出番があるとは。
今作は大学生が主人公という、最近ではちょっと珍しい設定です。
主人公が彼女のマンションに転がり込んだり、逆に1人暮らしを始めて彼女に入り浸られたり。変わらずに実家で暮らしたり。
物語の主軸がバイト先ということもあって、意外と大学での話は少なかったのですが、
ルートによって色々なシチュを楽しめたのは良かった。この辺りは大人な主人公ならでは。
システムとか。
肝の告白システムですが、初見では「告白される」方に行きやすいです。
告白したい派？されたい派？と謳っている以上、もうちょっと分かりやすくして欲しかったですね。
好感度調整が必要ということに何週かして気づきました。
SMEEのいつものメールシステムは今作からはメッセージアプリ風に。時代を感じます…
今作では元々がおまけ要素なのであまり気にする必要はないのですが、スキップを使うと飛ばされやすいのは残念でした。
基本的にハズレと言えるほどのルートはありませんが、
若干のヤンデレっぽさと唐突なデレに付いていけなかった空ルートはイマイチ私の肌には合いませんでした。
共通パートでそういう雰囲気が微塵もなかったのに、個別に入った途端イチャイチャデレデレはちょっと。
笑顔で主人公の大切なオナホを燃やすシーンも、笑いというよりは恐怖を感じます。
（主人公がその後、背景でオナホの遺影を飾っていたのは面白かったけど）
逆に萌美ルートは普段のキャラとのギャップといい、もう最高だった。
もえみん、初デートに連れて行って泣くって天使かよ…。
共通ルートではおちゃらけ枠で微妙なキャラにしか見えなかったのに、個別で化けてくれました。
もともと期待値が低かったということもあるんだけども。こういう子、すごくいいです。
属性的に彩里沙が刺さるかな？と思っていたのですが、蓋を開けてみたら
萌美と店長が期待以上。期待通りがあゆみちゃん。期待値よりは少し下かな？と思ったのが空と彩里沙。
彩里沙は、共通でウーパールーパーを描いてるシーンが一番好き。この子は他のキャラと絡んでる方が楽しいキャラだと思う。
モテない？いや、こいつ絶対モテるやんって主人公。
絶妙なサブキャラ達（特に妹は秀逸です。攻略したいと思わないけど、不思議と憎めないキャラなんですよね…）
軽快なノリの掛け合いと安定のイチャラブ。
「え？これで終わっちゃうの？？」ってあっさり感を含めて、中身はいつものSMEE。
レストランで注文して写真通りのメニューが出てきて、それなりに美味しいって素敵だと思います。
ナポリタンを注文したはずなのにかつ丼が出てくるようなゲームって、エロゲ界隈ではよくある話で…。
ナポリタンを注文して、ちゃんとナポリタンを出してくれる。SMEEは、これでいいのだ。