歴代最低クラスの主人公じゃないでしょうか。
ゲームとしては「ときめきメモリアル」の劣化版にエロを追加した感じでしょうか。ときメモのように放課後の行動で主人公のステータスを上げ、その過程で知り合ったヒロインと好感度を高めていくものでした。
基本的にお金の概念が無いのでステータスは上げ放題。といってもステータスは一定の数値を満たしていたり、特定のアイテムを持っていればヒロインとの会話が多少代わり好感度が上がる程度なので、ステータス数値自体はそこまで重要じゃないように思えました。
まぁそんなこんなでヒロインを攻略していく少し懐かしいシステムを今のご時世に出したのは斬新で楽しめました。
・・・・・・が、致命的とも言える欠点が「主人公」。
もともと引きこもりという設定なので多少ヘタレなのはまだ理解出来るんですが、これはちょっと無理。ユーザーにとっては「主人公=自分」なわけで、半身とも言える存在がここまでの屑っぷりを披露してくれちゃったらもう喧嘩売ってるとしか思えないレベルなんじゃないでしょうか。
ウジウジ悩んで勝手に自己完結し、それによってヒロインを傷つけるなんてのはお手の物で、素晴らしいニート精神の持ち主だったり、基本的に性欲魔人でヒロインに強姦同然に襲いかかったりなんてのもしてくれちゃう素晴らしい主人公です。
流石にスクイズの誠クラスとは言い難いですが、それでも歴代ワースト10には入るレベルでクソ主人公なんじゃないでしょうか。正直書いた人(insiderさん)の感性を疑います。
特に七沢由仁さんルートはもう完全にユーザーに喧嘩を売るシナリオで大変面白かったです。
(以下ネタバレ)
七沢由仁さんに強姦同然で襲いかかる主人公。しかも自分で襲っておいてウジウジ悩み、ヒロインを避け始めるという行動に。
結局七沢由仁さんはその優しい心で「あの人はいままでヒッキーで孤独だったから私が離れるのが怖いんだ。それなら一緒に居てあげよう」ともはや同情のようにも思える理由で主人公に告白します。
二人はめでたくくっつきました・・・。めでたしめでたし。
(ネタバレここまで)
いやいくら何でもそりゃないっしょ・・・。
どのルートも大体主人公は性欲魔人なので、そういうのが好きな人にはいいかもですね。
あぁあと名前を呼んで貰うシステムはあまり期待出来ないです。名前毎にいくつかの差分が用意されていて、それとテキストボイスをくっつけているだけなので。
まぁ私自身デフォルトネームでしかプレイしない人なのでその辺はどうでもいいんですが。