チープな演出
※キャラに対する印象はどれもあまり対した好意を持ってないので、思ったことのみ書かせていただきます。
桜花センゴクをプレイしました。
感想ですが、正直あまりいい印象を持っていません。
前作の「ゆにばる!」の時にも思いましたが、このメーカーさんは戦闘シーンは作らないほうがいいと思います。
チープな演出と臨場感のないテキストのせいで全く迫力が無く、かえってシュールに見えてしまいます。
今作はやはりストーリー的にどうしても戦闘シーンは多くなっていますので、そのシュールな光景を延々と見続けることになったのは正直勘弁して欲しいと思いました。
特に、上杉謙信ルートはひどい。最終話の戦闘が無駄に無駄に(2回言いました)長いため、すさまじくグダります。
正直、ライターの独りよがりなんじゃないかと思ってしまうほど無駄に長かったです。長いだけならまだ耐えられたのですが、前述の通りチープな演出や迫力の無いテキストのせいで全く面白くなく、非常に苦痛となってきます。
まったく、Ctrlキーから指が離れません。・・・ってデフォルト設定じゃCtrl強制スキップ出来ないのかよ!
また、途中で「ヴィシャルヴァナ・スツーパ」という謙信さんの必殺技が出てきた時は「まぁ、魔法少女やらせてるくらいだし、一つくらいなら別にいいか」と無理矢理納得していたのですが、敵が「アミターバ・キリーク」という技を同じように出してきた時には「はぁ?」とつい口に出してしまいました。
何なんでしょう?一応戦国モノですよね、これ?魔法少女が出てきたのはまぁギャグでもあり話のネタ展開的にはいいかと思っていましたが、敵まで技名叫び出すとかもう意味が分からなくなってきます。ライターを本気で厨二なんじゃないかと疑いたくなりますね。
・全体的に戦闘が無駄に長い
・迫力の無い演出とチープすぎてシュールにも見えるキャラ立ち絵のアクション
・意味のわからない必殺技
・ライター語りな戦闘中のテキスト
と、戦闘シーンははっきり言って「ダメ」です。全く面白くありません。
おまけに戦闘中の展開も
劣勢になる → 巻き返す → また劣勢になる →巻き返す
の繰り返しですからね。しかもこの間の間隔が短いため、ころころ優劣が変わって全くノれません。
ライターさんはマジで戦闘ものが書きたかっただけなんじゃないでしょうか?「僕は仲間同士の友情を描きつつ、僕の考えた最強の敵と戦わせたい!!」って思ったんじゃないですか?出来た結果がこんな厨二病が書いたようなバトルシーンですからね。謙信ルートの最後なんかもう本当に厨二病の固まりで、目を通す気すらでなかったのでCtrlキー長押ししまくってました。
このライターさんが
「戦闘モノが書きたくなったので『桜花センゴク』というゲームを作りたいです」
と私に言ってきたら、優しく
「今はけいおんとかの影響で学園部活モノが熱いよ。どうかな?」
と言ってあげたくなりますね。それほどこのライターさんは戦闘シーンに向いていないと思います。
長く戦闘シーンを批判しましたが、キャラの萌えは中々です。最後にとってつけたような感想で悪いですが。
総合して、「バトルシーンが長くてつまらなくて退屈だけどキャラ萌え自体は悪くない」という結論で、55点という点数とさせていただきました。