風見雄二の最後の物語
果実・迷宮・楽園3部作併せての評価としては上々の出来だったのではないでしょうか
シナリオ 48/60
キャラ 17/20
音楽・歌 08/10
CG 07/10
その他 0/0
総合評価 80/100
いつも通りのシナリオの起伏、テンポのいいテキストで一気に読み進めることができました
短いという感想も多いこの作品ですが、カプリスの繭とブランエールの種を併せて1本と考えれば妥当なのではと思います。
その為、元々1本で出すものをあえて分けて出したのではないだろうか?と無粋なことを考えたりもするのですが・・・
また不満点も多いのも事実であり、
果実から比べるといきなりヒロイン達が高スペックに改造されていたり、雄二の過去設定も後付けで無理ありすぎな為、粗が見えたりしますね
ただ、それを差し引いても一姫の補完など果実からプレイしてきたユーザーは嬉しかったのでは、もうひとつのシナリオであるプロローグもその点ではすごく良く出来ていたと思います
その分、残念だったのがアフターですね・・・これは正直いらないでしょう
たぶん、ラストとして完結させるためにあそこまで書いたのだと思うのですが・・・あんな取って付けたような終わり方するぐらいなら考察促すような曖昧なラストでも良かったのでは
個別√がアフターにきちんと存在していればもっと評価が高かったような気がします
まあそれでも、楽園単体で見れば、今一つな部分も・・・3部作通してと考えればこの点数をあげても問題ない出来だったと、3本併せて楽しい時間の感謝を製作陣には伝えたいです