非18禁のリメイクには描写不足EDのアフターが付いているそうで多少気になってはいますが、わざわざ買ってまでやる価値は・・・
【積みゲー9作目】
超有名ファンタジー作品、評判通りの面白さを体感しながらも手放しには喜べない残念さも併せ持つ
シナリオ 52/60
キャラ 16/20
音楽・歌 07/10
CG 06/10
その他 0/0
総合評価 81/100
light初心者が通りますよっと・・・と言うことで『タペストリー -you will meet yourself-』以来のlight作品
もう5年以上前に発売されたデーター数が1000近くの超有名作品と言うこともあり今更レビューもないかと思い、適当な雑記を書き連ねる事にします
アニメ化が決まったこともあり今更ながらずっと放置したままだったこの作品に手を出すことに・・・
よくもまあ、こんな知名度MAXの作品をこの年まで事前情報を知らないまま来れたなと自分で感心しています、「怒りの日」盤外戦のゴタゴタぐらいは知っていますがゲームの中身についてはほぼ情報0と言っていい
ただ、皮肉にもここまで引き伸ばしてしまったことが思いっきり仇になってしまった様な気がしています
シナリオの構成に息もつかせない展開は大変面白かったです、戦闘シーンなどの魅せ方もさすがといったところ
テキストは思ったほど「読みづらい」と言ったほどでも無かった、たぶん『Fate/stay night』や『機神咆吼デモンベイン』の方がずっとクセが強かった気がする
ちなみに少し気になった点を箇条書きで挙げると
・主人公以外の別視点の全てがビジュアルノベルになってしまうのがひどく見づらく違和感がある
・戦闘シーン含めシナリオ展開はすごく面白い反面、日常シーンやその会話部分はひどくつまらない
・唐突にシーンや展開が駆け足進行になったりする部分が割とあって結構、気になる
・各EDの描写があまりにも短すぎて余韻の欠片もない
・グラフィックがひどく不安定、立ち絵の差分ですら別人に見える
細かい部分はこんな感じですが、全体的に見れば十分面白かったので少しだけ勿体なく感じた点ですね
上記に記載したことよりもこの作品で個人的に合わなかったのが主人公になります
さきほどタイトルを挙げた『Fate/stay night』や『機神咆吼デモンベイン』にも共通するタイプの王道な主人公であるわけですが、あくまで「数年前までは」という話なんですよね
アンチヒーローや心理分析などの冷静なタイプの主人公、所謂「俺TUEEEE」系が最近の主流になっていることもありこういう「青臭さ」が鼻につく主人公はどうも気持ち悪く感じるようになってしまいました
弱いくせに考え無しに根性だけで格上の相手に啖呵を切って挑み、ピンチに超覚醒で大逆転といったお約束展開を嫌になる程見せられるとげんなりしてきます
多分、当時クリアしていればこんな事に引っかからず爽快だったはずなので前述したように「美味しい物はできるだけ取っておく」性格が災いしたことに後悔している次第です
司狼が主人公であればひょっとしたら名作圏内だったかもと思わなくもない