女の子も性欲が有るんだと言うことを前面に押し出した作品。メインヒロイン1人にサブ数人なのだが、サブとのHばかりが続き、メインヒロインとの純愛部分がかなり少なく、純愛物語だとすればボリュームが少ない。
前作の『ななついろ』では、女の子の描く純愛をテーマにしていたが、
今作では、性欲をテーマにしているためにゲーム開始当初からHシーンが続く。
そのため、常時Hシーンを観ている嫌いがある。
加えて、メインヒロインとのやりとりが極端に少なく、蔑ろにされている。
一応、エキストラシナリオで補完はしているのだが、本編でももう少し絡ませた方が
良かったのではなかろうか?
元々このブランド(Blossom以前も含め)はエロが強い傾向にあり、今作が異色作であるとは思えない。
どちらかというと『ななついろ』が今までと比べ(エロゲ全体から観ても)異色であり、
その反動で元に戻ったと見るべきなのだろうか? いずれにせよ、次作が楽しみではある。
しかし、どうして男の妄想はキモくて、女の子の妄想は許せるのだろうか?