丁寧に作ってあり、それだけで好感が持てる。設定は突拍子もないところがあるのは否定できないが、シナリオとしては堅実な出来で安心して読み進められる。心配したシステム周り(テキスト表示関係)も、思っていたよりもかなりよく、今後の展開に期待する。
ひかり編
最も無難な出来。唯一、はじめが救われるシナリオ。
そう言う意味では『ひかり』編と言うより『はじめ』編か?
で、唯一タペストリーが話に絡まなかった……かな?
詩編
黒髪ロング。ヴァイオリンを弾くことにもっと意味があるのかと思っていた。
(ひかりの反応から)
美那編
シナリオの終わり方に不満あり。
やはりはじめは死んで、美那は吾妻家の嫁(或いは養子)という方向で締めて欲しかった。
紗希編
一年後の入学式の混乱はやり過ぎ。
クラスメイト視点ではじめの死から彼女がどうなったかの方が良かったような。
遥海編
もうちょっと分かりやすくしてくれると、良かった。
(本人たちも理解できない心の機微を文章で表現するのは難しいのだが。)