色々あと３歩足らない
期待していたのだが、期待外れというよりも「まあこんなものだろう」という感想。
一言にも書いたが、「あと一歩足らない」というよりも、三歩ほどたらないのだ。
好きな声優が５人もいたので購入したが、何とも言えない。
ストーリーについては、言いたいことはわかるんだが、肝心要なところが薄い。
最初にあれだけ伏線を張ったならどうしてもっと絡めていかないのかともやもやする。
正直くだらない日常のシーンが多すぎて、そんな伏線どうでもいいわな状態で、
キャラがひたすらしゃべってるだけな印象。
それならキャラゲーにしたほうがよかったのではと。
じゃあ肝心要のキャラについては？というと、
どのキャラもあくが強すぎるというか・・・これは好みもあるのだろうが、ひどい一言で言ってしまうとキャラが全然かわいくない。製作人の愛を感じないのだ。
感じるのはキャラへの愛よりもフェチズムの愛というのか、
「俺にとってのツンデレとはこう！」といった、キャラの印象では猫っぽいかわいいツンデレかと思いきや、常にバカバカ言いまくるツンギレがあらわれたり、
「俺にとってもほんわかはこう！」といった、キャラの印象ではほんわかしたいいお姉さんかと思いきや、ちょっとしたことですぐ不機嫌になる強気なお姉さんがいたり。
日本語の乏しい宇宙人やら、やたら恩着せがましい幼馴染やら。
正直言うと、ちょっとどころかだいぶずれている。
そのフェチズムをユーザーに押し付けるにはまだ早すぎる。
音楽や声優に関しては申し分ない。
個人的にはＯＰのボーカルはかなり高評価。
恐らくこのゲーム、ＯＰがすべてのゲームじゃないだろうかという印象。それくらい歌は２曲ともよかったんだが、ＢＧＭは印象無し。
声優に関してはメインの声優３人の声だけはよかった。
さすがのヒマリと、メインの椎那天と英みらいはよい。（椎那天はエロシーンがしゃべりばかりだったのが残念。音声作品じゃあるまいし、ツンギレはこういうときくらいちゅぱするか喘いでほしいものだがこれは個人的趣味）
が、何故メインキャラの一部は音声の再生が遅いのだろうか。
音羽と心弦の声の再生の遅さは正直イライラした。
声優はメイン「だけ」とわざわざつけたのは、サブの声優の演技が微妙だったのがひっかかった。
特に男性陣の一部の不安定さや、御崎先輩の声優の何しゃべってるかわからない感じはひどい。
イラストは割愛。
これに関しては論争されたが、好みもあると思われる。
個人的には嫌いじゃないです。あの髪型。
でも下ろしたとき明らか量がちがうのが。
と、まあ最後までプレイした上で、処女作ともあり次の作品以降の足掛かりになればとの点数。
これが老舗がだしていたとしたら３０点レベルの作品。
個人的には話題の鈴萌は、声が好きなので我慢できた。
デレが５％未満ですが、デレは可愛いです。
だけど声優が好きだからでは我慢できない部分が多々ありました。
そして彼女のシナリオが一番面白くないという苦痛が・・・