ハードSMな天津堂の強烈なエロゲー
ストーリー自体はオーソドックスな舘モノ。
主人公の名前をプレイヤーが入力するのは当時のスタンダードだが、恋人の名前もプレイヤーが入力するので、思い入れのある漫画やゲームのキャラ名などにしてしまうと展開によってはショックを受けることも(苦笑
定番のごとく主人公は、恋人と人里離れた洋館に誘われ、そこで恋人が居なくなるので舘の中を探し回るという話。
しかし、舘の中では異常なSMプレイがメイドや使用人同士で展開している。
そのSMプレイに対して主人公はどう行動していくかで、主人公がSMに目覚めていったりする。
また、行方不明の恋人は大変な目に遭っているのだが、その彼女を助けるのか加虐するのか?
面白いのは主人公以外にほとんど男性キャラが登場しないこと。サドもマゾも女性という状況に、主人公が参加するのか嫌悪するのかを判定するような選択肢で進んでいく。
SMだというと登場するようなボンテージやラバーマスクのマッチョなオッサンが女性を加虐しているわけでないので、画として美しいとも感じられた。
もちろんSMに抵抗が無ければ、かなり実用的なエロさは満載。
また、キャラデザも肉感的で巨乳が多く、アニメキャラ的というより劇画調。
ゲーム終了後にSM度数の採点機能が付いていて、選んだ選択によって点数が出るというのが妙に面白い。
ゲーム自体はだいぶ短めで、今のボリュームの多いゲームが比較的当たり前の感覚からすると、だいぶボリュームが薄く感じると思う。
しかし、エンディングもかなり多数あったので、ドSで進めると舘の女主人やその娘(だいぶ幼い感じの)まで従える結末になったり、必死に恋人と逃げ出すという結末などがあって、バリエーションは面白かった。