当時はかなり純愛でよかったが、今でもリアルさはあるかもしれないが、逆に面白味は少ないかもしれない
ごく普通の関西人らしい主人公の大学生が、一足先に短大卒後に就職したヒロインと、徐々に疎遠になってしまい、その関係を修復しようとスキー旅行に誘う。
しかし、ヒロインは会社の上司で成金の息子に言い寄られている始末。そして言い寄られていてもまんざらでもないらしい雰囲気。
そこから旅先の小さな小料理屋(居酒屋)での出来事から彼女との関係を修復できるか、それとも居酒屋の若女将と惹かれあうのか、若女将の妹と知り合って親しくなるのか、その居酒屋の常連客のお水のお姉さんと仲良くなるのか。
純愛をSFやらファンタジー抜きにリアルにほっとするような形で描いた作品。
声もなくグラフィックも今ではだいぶ粗く感じるし、BGMもそれほど印象深いものもなく、非常に平凡なのだが、当時は奇抜さや突飛な設定のゲームが多かったので逆に普通なのが印象に残った作品。
今プレイするとバットエンドの数の多さに驚かされるが、当時はこんな感じだったのだと懐かしく思える。