いきなり命を狙われるビックリ展開に理由が弱すぎるのが残念。
スキャンダルというタイトルながら、芸能人のスキャンダルを狙ったはずが、その背後の殺人現場を偶然写していたというお約束。
しかし、当初は殺人現場を写していたことに全く気付かず、普通に現像したぐらいでは背後は真っ暗なままという撮った人間も気付かないレベルの出来事を、写された側は超感覚(第六感?)で悟って、写した主人公を口封じに、高速道路で大惨事を引き起こすという、本末転倒な行為を辞さないキ印な犯人。
ルートによって多様に変化するのが面白さの醍醐味だった「やるドラシリーズ」だが、変化の幅の少なさと、展開が読める典型的パターンさで本作は面白さがあまりなかった。
PSからPS2になって何か劇的に変化したかといえば、グラフィックの向上ぐらい。
やるドラである以上は、やはりドラマが面白くなければと思わせられる作品といえよう。