ありがちといえばありがちですが、主人公の独白に心に残るものがあったので・・
独りで走るマラソンの途上、脚の痛みが耐えがたくなってきたなかで、かつて彼女がかけてくれた「しかたがないよ」という言葉を思い出す主人公。地面に手をつきながらも、あの時返さなければならなかった答えを絞り出すーーー「・・・しかたがないじゃ駄目なんだよ・・詩織・・」 ---シンプルなセリフですが、普段から「しかたがない」に頼りがちな自分のような人間には、やはり響いてしまうものなのでした・・