水夏ファンとしては、充分に楽しめました。
4章仕立て。ゆっくり読んでも各章だいたい30分ほどで終わり、
それプラス、知識復習用のスゴロクゲームを含めて、
総プレイ時間は２～３時間程度になるかと思います。
０－１５７について色々レクチャーしてくれますが、
ここは素直に、水夏キャラの微笑ましい掛け合いを楽しむべきでしょう。
本編が一見爽やかに見えて実際はズッシリくるタイプの作風だったので、
こうした日常風景が、なんだか貴重に思えてくるような、
ほのぼのとした内容でした。短いけれど。
絵柄が極度にデフォルメされているのが初めは気にかかりましたが、
プレイしていくうちに、むしろこの作品はこの絵じゃなければダメだという事に気が付きました。
元々の製作対象が小学生らしく、テキストもそれに準じて非常に易しく書かれているなかで、色々と重い本編シナリオでの絵柄を採っていたら、引いてしまっていたかもしれません。
ボイスもBGMも背景も原作通り。「ああ、素晴らしきかな、ファンディスク・・」
とまで思ってしまいます。
・・・とは言え、正直なところ、他でも多々言及されているように、客観的にみると「子供騙し」としか言いようのない作品なので、とことん水夏好きな人以外にはキツイかと思います。
私は１５００円程で購入し、値段相応に楽しめましたが、所謂「信者フィルター」が掛っていてもこの点数ですから、人によっては確実に地雷認定です。
・・・いや、信者以外買わないってわかってはいますが・・・。