やっぱりカスタマイズって楽しいんだ――と再確認させてくれる作品でした。
前回コメント投稿したのが2年前だったのには笑ってしまいましたが、
久々に「コメントを投稿したい」と思うには十分な作品でした。
だって、いい意味で想像の斜め上をいっていて、
事前の予想に反して女の子がかわいいんだもん。
いや、意外なんだけど、ホントに。
購入前、公式Webの画像含めキャプチャイメージを見たとき、
女の子のモデリングが古臭い・粗いといった残念な印象を持ちましたが、
カスタマイズ後に動いている女の子を見るとガラリと印象が変わります。
AVやIVでパケ写のほうが・・・という話はザラですが、この作品は逆です。
ゲーム画面での女の子はかわいいです。
自分でカスタマイズした女の子なら愛着もわきますので、なおのこと。
最近の迷走ぶりはありますが、
ここ数年のILLUSIONの作品の中では間違いなく良作に数えられるゲームです。
ILLUSIONの一ファンとしてはタイトルから『レイプレイ』が脳裏に浮かぶわけですが、
この作品は実のところ『人工少女』に近いです。
Hモード（＋カスタマイズモード）で遊ぶことでストーリーモードが
アンロックされる仕組みはある意味象徴的ですが、
ストーリーなどホントにおまけ程度。
顔・体型・服装・髪型・ボイスを組み合わせてカスタマイズした女の子と、
いろいろなシチュエーションでイチャイチャするゲームです。
Hモードで選べるシチュエーションは最初こそ数が少ないですが、
少しでも遊べばバンバンとアンロックされていきますので、
15分程度あればほぼすべてのシチュエーションを揃えることが可能です。
従来のILLUSION作品に比べ作業感は大幅に低減されています。
このあたりは嬉しい改善点ですね。
操作性はシンプルなパッド上でのクリック・スクロール操作とアイコン選択方式の組み合わせ。
女の子の体をダイレクトに触れたり掴んだりはできませんが、シンプルで分かりやすいです。
また、昨今のILLUSION作品でとりわけ動作が重たい作品というのは少ないですが、
やはりKISSの『カスタムメイド3D』などと比べると圧倒的に軽快に動作します。
でもまぁ「素晴らしい、完璧な作品です」と結ぶことはできません。
不満点は多いです。
・女の子のボイスパターンの少なさ
・女の子のパーツ（前髪とか・・・）パターンの少なさ
・女の子の服装の上下分割不可
・女の子の下着変更不可
・男の服装／体型などの変更不可
・視点の見難さ
・録画機能なし
こうして挙げていくとキリがないんですが、
上記は率直に言って特に残念な点です。
特にボイスパターンの少なさとループっぷりは致命的。
なんちゃってストーリーモードにリソースを割くぐらいなら、もっとできたはず。
これはなんらかの形で対策があれば、さらに良い作品に仕上がったでしょうに。
一昨年から「ILLUSIONにはもう何も期待できないと何度思ったことかわかりませんが、
この作品にはそこそこ満足です。
追加データの配信など、これからの展開も楽しみなところがあります。
ところで・・・"あのプール"のクオリティの高さに笑ってしまったのは私だけじゃないはずですよね？