フェイストラッキング採用の成果は今後に期待も、Hのバリエーションの豊富さは他に類を見ないレベル。まさに看板に偽りなし。
主観ではTeatime版『3Dカスタム少女』のような作品だな~と。
ゲーム終了時のeyeちゃんの動作などは、意識して制作したとしか思えないなぁ・・・。
まぁ、残念なことに、少女(eyeちゃん)をカスタムできる幅も狭ければ、
服装パターンも少なくて、しかも頼みのフェイストラッキングの感度調節が難しく、
応答性の面で課題が山積している印象なんですけど。
システムがシンプルになって好印象。
金をためて装備(服、パーツ)を買い、あとはやるだけ。
マウス操作でMAPを駆けずり回り、コイン収集とアイテム回収に走るわけですが、
某社の名作RPG、Yシリーズの黎明期を思わせるつくりですね(そんなでもないか・・・)。
肝になるHもタイトルどおりバリエーションが豊富で、飽きない。
様々な要素を詰め込みすぎて、
無駄にごちゃごちゃしてしまった『らぶデス3』からいい方向に軌道修正したんじゃないかな。
Hのバリエーション以外にも、ボイスパターンが『3Dカスタム少女』より多くて、嬉しい誤算でした。
それでも十分とはいえない量だけど。
グラフィックについて否定的な意見もあるみたいだけど、そんな悪いものではないと思います。
『らぶデス3』に比べると簡略化されている印象は拭えないけどね。
それよりもむしろモーションが旧作のものを流用している点が気になった。
結論としては、フェイストラッキングは今後に向けた実験作程度に考えておいたほうがいいということ。
このシステムの採用といい、ちゃっちいT-CAMの同梱といい、
最初から「本当に必要なのか?」と思っていたけど、
現段階では「不要だった」としかコメントできない。
とはいえ、抜きゲーとしては比較的よくできていると思うし、
『らぶデス』シリーズと比べても動作は軽く、カメラOFFでも遊べるので、
通常版が出るならそっちを待ってから購入してもいいかもしれませんね。