忠臣蔵が気に入ったからこれも・・・というならやめたほうが無難
自分自身忠臣蔵は「殿様の敵討ちに行く話」程度の知識だったのに対し、新撰組はがっつり知識があったのも原因かもしれない。
大筋は史実、史実、史実のオンパレードで細部のみフィクションという構成はわざわざゲームでやることか?という印象。
史実を元にしたもので求められているものは新解釈やIFであるか忠実に再現し、演出やシナリオで魅せるというパターンしかない思うがこの作品はどちらでもない。
ひたすらに史実を追っているために普通の作品では「これは伏線だな・・・」と思わせる行動も史実でそうなのだからそうしただけで特に意味はありませんとなっている。そこに独自の解釈を入れて話を展開するのがライターの腕の見せ所なんじゃなかろうか・・・
それなりに長いメイン&サブシナリオを終えて開放されるグランドエンディングとも言えるルートでは流石に壮大なIFが待ってるだろうと思っていたが、そんなこともなく微妙な感じで終わってしまい残念。