設定やらなんやらで期待してたんだけど凡作だなぁ
まず第一に各ルートが完全に独立していて他キャラが登場しないので世界が狭く感じる
次に全ルート展開が同じ
ヒロインに何か悪いことが起こる→時間を巻き戻すが変えられず→変えられないのを認めそこからの最良を目指すというのが全ルート共通
発売前から言われていたことだけど確定した未来ってなに?ってところ
体験版時点では時計所持者=観測者で所持者の主観の影響を受けるのかなと思っていたが違う様子
詩乃は自分のルート以外では直接の死亡を確認していないし、漣に至っては最後まで死ぬシーンは描かれていなかったのでそこを使ってのどんでん返しあるのかなと思っていた
経路は変わってもゴールは変わらない、流れが違っても結局同じ所に行きつく
など何回も言われているが何がゴールなのかを定めているのは何かということに全く説明がされておらず「運命」という一言で片付けてしまっているのでもやもや感がぬぐえない
詩乃に於いては死(日時すらも)
ゆめに於いては傷つく
藍里に於いては右手の故障
未喜に於いては兄が告白を断る
というのが確定した未来なんだろうけど振り幅が大きすぎる
加えて言うならば500円を落とすという些細なことも確定した未来としている
かと思えば違う道を通ってみたり、違う言動をしてみたりといったことは許容されている
「運命」とやらの基準が人間的な尺度とは異なると言われればそれまでだが・・・
絶対と言うわけではないが概ね表面的な事象に関しては変更を許さず、心理的な事象には結構甘いという印象も受けた
タイムリープ部分に関してはまだまだ不満があるけれどあまりにも多すぎて書くのが面倒なのでまとめると
何を確定した未来とするかの選定基準を曖昧にすることで超ご都合主義になっている
できない私が、くり返す。
このタイトルからも主軸にタイムリープを据えてるのがわかるのに、そこを疎かにしてはダメだろう
テーマは一貫して「起きたことは起きたこととして受け入れ、先に進みなよ」ってとこでしょうか