(GiveUp) 大を生かすために小を殺すという葛藤を表現出来てない
クラスメイトが異能の殺戮者に変貌してしまう→主人公が殺戮させないように殺す
こんな流れなわけですが殺すためには当然戦闘になります
放課後の時間までは変身しないのでそれまでは悔いのないようにすごさせてやろう
↓
戦闘直前にはやっぱり殺したくない
↓
いざ戦闘開始すると少年マンガノリになって「いくぜ!」とか言い超ノリノリでしばき倒す
↓
行動不能に追い込んでからまた殺したくないと言い出す
↓
んで殺して精神崩壊大絶叫
流石にブレすぎだと思う
人の死を扱う以上そこに揺れが生じるのは人間的だが、それならば戦闘中にこそ躊躇すべき
クラスメイトが1人ずつ死んで行く理由が異能に目覚めて殺さなければもっと多数の死者が出るからというのはロジカルではあるが浅い
殺すほうには殺す理由が殺される方には殺される理由があるが逆はない
殺意が一方的である上に殺される方はそれを受け入れているので承諾殺人と変わらない
なのでそこに真の闘争は無く消化試合化している
故に戦闘シーンはとてもお寒い
そして戦闘中常時「自我があるうちに殺してくれ」状態なのもそこに拍車をかけている
ダメなとこならいくらでも書けるが簡単にまとめると
全体的に悲壮感がなく、主人公が薄っぺらい