あいとゆうきのおとぎばなし
【EXTRA編】
いかにもなドタバタ学園ものって感じです
キャラがみんな尖っていて賑やかです
この明るいノリが合うなら楽しめると思います
本作で改めて思ったのは金持ちキャラってコメディものにおいて便利だなってことです
タケル(主人公)の通う学園に財閥のお嬢様が転校してきます
タケルの近所に住むためとんでもないほどデカい家を建てて付近の住人を退去させたり一流シェフをたくさん学園に呼んだりやることがめちゃくちゃです
だから学園にはいつも何かしらの騒ぎがあって楽しいです
金持ちキャラがいれば違和感を抱かせずにめちゃくちゃなことができるので作り手とプレイヤーのどちらもお得だと思います
ほんとコイツは何でもありだな😊
ってなります
●純夏
ヒロインは純夏が好きです
純夏はタケルの幼馴染みでいつもタケルとバカやってます
そのおバカなやり取りがとても好きで見てて楽しいです
純夏はタケルのことを「タケルちゃん」と呼びます
純夏がバカやるとタケルが殴っておしおき
「あいた〜!」「痛いじゃないの!」
と純夏もお返しで「どりるみるきぃパンチ」をぶちかます
こんなことが日常茶飯事です
純夏はバカだけどいつも元気で前向きないい子です
球技大会でも他の人よりも体力がなくて朝練のマラソンをがんばってました
純夏は表情差分が豊富なのもいいです
表情がコロコロ変わってかわいいです
家が隣同士なので純夏は毎朝タケルを起こしにいったり毎晩窓越しでいろいろ語り合ったりもします
そんな幼馴染み特有のやり取りもとても好きです
【UNLIMITED編 オルタネイティヴ編 魅力】
平和な学園生活から一変
異生物と人類との壮絶な戦いが始まります
タケルがある朝起きるとそこは別世界でした
いつも通り学校へ行こうとしたら本来学校があった場所には国連軍の基地がありひょんなことから訓練生として入隊することになりました
●タケルの成長
この本編を楽しめるかはタケルに感情移入できるかにかかってると思います
タケルが失敗や挫折する場面
または反省や葛藤などタケルの内面の描写がとにかくたくさんあるからです
タケルは普通の日本人のまま軍に入ったので肉体的にも精神的にも未熟です
そんなタケルがさまざまな困難を乗り越えて1人の戦士として成長するのがとても楽しいです
タケルに降り掛かる不幸がまるで自分のことのようにつらく感じたりタケルの成長が自分のことのように嬉しく感じました
そしてその度に号泣してました
●仲間との交流
登場キャラそれぞれの戦う理由や信念や生き様などの描写もとても丁寧ですごいです
そんな人たちとの交流でタケルはいろんなことに気付かされる場面があるけどそこも魅力的です
非効率的なことを敢えてやることもあるけどそこにすごい決意が伝わってきました
またつらい戦いだからこそ普段は明るく振る舞う仲間たちも好きです
ずっと暗いままだと訓練や実践に支障が出るし何よりつまんないですからね
誰かが戦死しても表面的にはいつも通りを装うみんなの強さはすごいです
無駄に気を遣わされたり雰囲気が悪くなるのを考えてたとえつらくても普通に振る舞うのです
だからこそ休憩中や食事中などみんなが楽しそうにしてる場面が心に強く残るし部隊のみんなを好きになるのです
●異生物
ネタバレ防止で敢えて敵の名前は伏せます
(ここではXとします)
Xと人類との戦いがかなり肝となるけどあまりに絶望的です
詳細は省くけどXはとてつもない程強いです
簡単に言うと総人口50億が10億まで減らされるくらい強いです
そんなXとの戦いを何十年も繰り返してます
人類とXとの戦いがどのようになっていくかもとても魅力的です
つらくて怖くて絶望的だけど続きが気になるのです
自分は本作を早朝にやったり徹夜で何時間もしたけどそれの大きな要因でもあります
とにかく面白すぎましたね
【総合評価】
個人的に1番大事な要素はやっぱりタケルですね
ここまで感情移入した主人公は初めてです
本編冒頭の平和ボケしたタケルというのは自分たちプレイヤーにも当てはまります
タケルといっしょに訓練や実践のつらさなどを体験してるような感じになると思います
タケルに感情移入しやすい理由の1つでもあると思います
あとネタバレ防止で敢えて書いてないとんでもないほど大事な要素も合わさりシナリオがより面白くなっていったと思います
本当に満足のいく作品で文句なし100点です