楽しめた作品ではあるが、クライマックスシーンでの絵(あえてCGと書かない)が気に入らず高得点をつける気にならず。
壮大なSFストーリーをシナリオとして破綻させずに纏め上げており(特に時間の流れをうまく利用しているシナリオ展開はうまいと思った)、CGも雰囲気のあるきれいなものが多く、メインヒロイン3人のうちの2人=ジゼルとゲルダも魅力あるキャラ(特にゲルダのツンデレは良かった)で最初からほぼ最後まで楽しめた。
エッチシーンは少ないが、個々のシーンのエロ度は高かった。
ノリのよいテーマ曲やオープニングアニメの出来も良いと思う。
ただ、最終シナリオで主人公がラスボスに特攻するシーンの「絵」でひどく興醒めした。
演出として敢えて色を抜いた?のだろうが一昔前の少年マンガのヒーローのドアップみたいなモノクロ絵で、それまでの良い雰囲気をぶち壊しており本当にがっかり。
そもそも主人公の顔がダサすぎ。過去の2作品の男性キャラのほうが全然格好良い。
またアネットのような個人的に好きでないキャラがメインヒロインの1人であることも
減点要因。
それでも全体としてはかなり楽しめたし、過去の2作品(ジオグラマトン、Zwei Worter)もプレイしてみたくなった。
SFヒーロー物が好きなら、プレイしてみる価値はあるのではないだろうか。