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Zealotさんの神楽黎明記 ~紫の章~ 弐の長文感想

ユーザー
Zealot
ゲーム
神楽黎明記 ~紫の章~ 弐
ブランド
でぼの巣製作所
得点
50
参照数
3629

一言コメント

エピローグが気になったので購入 神楽箱から同年代のロリの幼馴染をやっと見つけ、期待し続けた結果は

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

(個人的な感想で陵辱ゲー・抜きゲーの楽しみ方を外しているかもしれなくてすみません)
キャラ
お節介とは霊神楽であったが、他人の危険・重要な依頼を勝手に肩代わりするなど度の過ぎた正義感でこんなにウザいキャラに成り下がるとは思いませんでした エピローグでも怒る佑馬をなだめようとするだけで自身の行動に対しては反省の色なしと。
ストーリー
矛盾だらけ そもそも困っている人を放っておけないなら、何故今依頼を受けていた佑馬とその時一緒に助けに行かなかったのか 考えなくてもキャラにあり得ない言動が他にも山ほど。
システム
黎明記最初からですが、ロープライスの容量・一人女性視点にしたことで取り返しのつかないことに 他の陵辱ゲーははじめから身内の存在を伏せて無くしているからで、仲間がいるのに妖怪退治は一人で頑張る精神が本当に理解できない せめて紫の章だけは霊神楽のシステムでよかったのに ローグライクはマンネリ。
シーン回想
キャラ・ストーリーにあるように、勝手に独断専攻しておいて陵辱されたところで、エロからもギャグからもだだ滑り、呆れて見る気もしない。

製品サイトにてキャラ・CGよりもキャラの行動を設定するストーリーとそれらの構成であるライターなどの製品情報が一番大事なことを改めて教えていただきました。

評価点は、流石にエピローグにて佑馬が駆けつけて怒る(ちはやも来たのは以外でしたが)のだけは叶いました ただし最後の希望だった佑馬も結局煮え切らない態度で全然気持ちが伝わってない上、まさかの一人でよく頑張った発言。 どうしてもっと語尾に!いれたりするくらいして、紫が思う以上に心配したことを訴えなかったのか。 ちはやは能天気に口を挟むわ、おじいさんに至っては神社の人間だからか危機管理能力皆無の耄碌なのか無責任。 このシリーズの世界の人間は神経をワザとズラしているようにしか思えません。

ただ最低の終わり方は免れたので、今後このシリーズがどうなるのかもはや分かりかねますが、雉森神社の関係者や、こちらも単独が妙ですが歴代キャラだけにしてこれ以上「幼馴染である佑馬 紫の単独作品がでないこと」を心から願うばかりです。 ちはやの章弐は恐らく避けられない(エピローグのためだけにボイスをあてたのは妙な気がするので)でしょうが、少数精鋭でもないのだから、一刻も早く三人で行動してほしい。 エピローグにて以前紫に特殊な力があったなどの伏線が出ましたが、紫の章参とかで紫が狙われた過去やまたしてもタイミング悪く異変が起きて、煮え切らなかった弐のエピローグとはいえまた単独で暴走してキャラ(しかもヒロイン)の魅力を悉く損なわせるのはもう本当にやめて下さい。