雰囲気重視の癒しゲー良作。
失礼ながら、このゲームを買うまでメーカーも絵師さんも知らなくて
ケータイの美少女ゲーム紹介サイト「美少女マチウケClip!」で紹介されていたのを
見て雰囲気よさそうだったのでチョイスしました。
◇シナリオについて
基本的に ( ;∀;)イイハナシダナー がてんこ盛り。
王道的で先の展開が読めてしまうものも多いけど、ハートウオーミングで
ゲーム世界の雰囲気を大切にしたストーリーは良くできていると思います。
ゲーム中に出てくる・出てこないは別にして、ゲームの世界背景をかなり
丹念に設定しているようで(わざわざ用語集までメニューに用意していたり)
それによってより作品世界にリアリティ・親しみを感じることができるように
なっていますね。
(ファンタジー世界を描くときの常識ですが、これができていない作品も多い)
◇絵について
絵師の関谷さんは初見ですが、少女特有の線をうまく描いていると思います。
高レベルだと思ったのは背景画。キャラの立ち絵は悪くないですが一部
使い方があまりうまくないと思う部分がありました。
◇ヒロイン、登場人物
ヒロインは4人とも個性的でそれぞれの魅力にあふれています。
それこそ順位なんてつけられないくらい(w
サブキャラも基本的に善人で、よくこんな主人公で見捨てられないものだ
と思うくらい。
◇サウンド関係
BGM・・・派手さこそないけど、落ち着いた癒し系の音楽でいい感じです。
一部、音楽がストーリーに関わってきますがうまいやり方だと思いました。
一方キャラの音声については新システムらしいけど、ヘッドホンで聞いていたら
一部の声が耳にキンキン響いて音量のバランスがいまいちでした。
◇最後に個人的感想
イメージ的に、昔TVでやっていた「世界名作劇場」アニメに近い。
もっとも、世界名作劇場ではあり得ないエロ要素も混ざっていますが・・
商業的にあり得ないけど、このゲーム個人的にはエロは要らなかったんじゃないかと。
まったりとした世界観と癒し系ストーリー&ヒロインたち。
それだけでも十分魅力的だったし、その世界観を大切にする意味でもエロは
無くてもよかったんじゃないかな。
このゲーム買っておきながらこんなこと言っても説得力ゼロでしょうけどねw
こんなゲームが楽しめるのも今の時代の日本だけ と思って納得することにします。