多くのファンに期待された完結編としての期待に応えた力作。
シリーズの完結編として長期の開発期間をかけて投入された作品らしく、ふんだんにCG、音楽、ムービーが利用されている。サウンドの立体効果は自分の環境ではうまく機能しなかったのが残念。シナリオや台詞回しは舞台となっている世界の緊張感を良く表現している。しかし、台詞や描写がややしつこく、テンポの悪さを感じた。
延期期間が全て開発期間だったのであれば、相当な労力が投入された作品なのだろう。しかし。それに見合った作品になっているのかどうか、売り上げは費用を回収できたのか等と考えると、この業界が中小規模の萌え作品ばかりになるのも仕方なく思えてくる。