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Winchesterさんのまじょかべ ~魔女っ娘ア・ラ・モード壁紙集~の長文感想

ユーザー
Winchester
ゲーム
まじょかべ ~魔女っ娘ア・ラ・モード壁紙集~
ブランド
F&C
得点
60
参照数
432

一言コメント

長文でスミマセン、まあ一応感じたことを。

長文感想

コミケ先行販売され、その後店頭でも販売された、そのタイトルのとおり壁紙集だが一応ミニAVGという形でゲーム的な要素もある。
 さて、まじょかべというタイトルの通りメインは壁紙集のようだが、ゲストの原画家が多数参加しているが、大体かいているイラストは一枚前後でボリューム的にも少なく、正直「この原画家のファンだから」という理由で買うのはつらいか・・・という印象。その中で藤原 々々氏は新キャラ「レイリス」の原画を描いていて。ミニAVGはそのレイリスとエレーネのエピソードが書かれている。ボリューム的には少なめでレイリスというキャラクター性を考えてもゲームの後日談を語る、番外編的なイメージが強い。
 もともとこのゲームの世界観自体がおざなりなため、レイリスのストーリでこのゲームの世界観についての補足を書いているようだが付け焼刃な感が否めない、エレーネを攻略対象とするくらいならもうちょっとレイリスにスポットを当てた展開にしてほしかった。
 あとかなり気になった点としてはシルビアの扱いがかなり酷いと感じた。レイリスになぜか嫌われているという設定ではあるが、それを差し引いたとしても、なんかいじめっ子がクラスの子に責められて孤立している感じ、強引な例えになって恐縮だが、AVG中にナナやリディア・ミルキーがまったく影も形もないのに比べれば、出演しているだけマシなのだろうか。
 あとは(3人だけだけど)本編で描かれなかった水着姿もフォローされている。

 4500円という価格を考えればこの程度かなという印象だったが、それならば価格をあげてもいいから本編のキャラをカバーしてほしかったし、ビジュアルファンブックのようにドラマCDとかミニゲーム1つでもつければまた印象が変わったと思う。
 本編の原画家が豪華なだけに、原画家買いをするようなユーザにもっと強烈なウリが欲しかった。