PLAY時間は22時間30分。パッケージ版購入。きっかけは、ある一本の電話。優しいセレナーデ。
すべてが、最悪の偶然へつながるときに始まる
選択肢無しの(デジタル)ノベル。
1.とりあえず序盤は人によっては平坦かもしれません。日常をゆっくりと描いている感じ。そのせいで一旦積んでましたが(苦笑)そこを越えたあたりからよいかな、とおもい始めました。
2.Asterはゲームではありません。ドラマティックノベルと銘打たれている通りノベル(デジタルノベル)です。選択肢はなくシナリオを順に読んでいく感じになります。
3.修正パッチは必ず当てましょう。じゃないとつらいです。バグとか・・・・。
つまりは最大の難点はプログラミング関係。
個別感想(書ける範囲まで)
沙耶→プロローグ部分。
・・・・事故で死ななかったら
そのまま榊君といっしょになって
奥さんになっていたに違いはない、が。
始まりからOP流れるまでまで
私は6時間20分かかった。
今までやった中でダントツで長い(苦笑
しぐさも声もかわいい。
というか途中から
あわてるときの声を何回か繰り返し聞いてた。
亡くなったときの衝撃はフラグが思ったほど強くなかったかな。
雛→幸せになってほしいと思う、そう思えるシナリオ。
しかしまさか京次とXXXXとは
思わなかったのですが(苦笑
このふたりのやりとりは夫婦漫才みたいですね(笑
Afterはまあ秘密ってところで。
PLAYは本編とAfterで約3時間40分。
はるな→逆に事故があったから
であったという、皮肉なシナリオ。
結局加害者も被害者も不幸になったというのは
変わりはしない、ということ。
はるなは確かにずれてるといえばずれているけど
京次君ほどではないかな。
・・・・と思ったけどAfterさすがにずれすぎ(苦笑
PLAYは本編とAfterで約4時間15分。
美幸→計らずも事故のきっかけとなってしまった側のシナリオ。
終始・・・・というほどではないが重苦しい展開が続く。
というか唯の明るさだけで持たせているような。
キャラ的には美幸はあんまり好みではないですがそういえば
美幸役の遠野そよぎさんの声ははじめてじっくり聴いたな。
(School daysなどはやってない)
読むならプロローグ終わって選べる3つのシナリオの中では
最後のほうがいいでしょう。
あと、このシナリオはむしろAfter storyが本題です。
PLAYは本編とAfterで約3時間50分。
沙希→榊君の悲しみ。
ヘタレてるのはそれはもちろん当然なのですが
正直ここまで悲しみが深いとは思っていませんでした。
それにしても沙希ちゃん健気すぎます。
Afterは榊君と沙希ちゃんの関係。
PLAYは本編とAfterで約4時間10分。
Aster(アスター)→英語で訳すれば
最初にでてくる言葉は菊の花の一種です。
実はダブルミーイングだったりします。
この物語ってどこにでもありそうな話というか
たぶんもしもそうなったならゲームとしての物語的には
必然的にそういう風になるだろう?
という帰結の仕方を
しかしごく丁寧に描けていると思う。
・・・・マンネリとかいうのとは違う。
というかむしろこれだけ毎年毎年
人が交通事故で相当な数死んでいるわけだから
起こりえる話なので。
どう思うかくらいは考えて損はしないと思います。
奇跡なんておきないのは
ファンタジーではない現実を描いている以上は当然の話。
(ちょっと偶然というにも人物関係近すぎる気もするけど・・・・)
しかし希望をきちんと描いているところには
好感を持っています。
もうひとつ。事故そのものは最悪の偶然だな・・・・とも。
キャラ的には沙耶はかわいいが沙希もよかったり。
でも私的にはキャラ的には雛が一番好きかな。
はるなも結構楽しめてます。
ただ美幸はどうだろう・・・・。
サウンドは願いをこめてというOPを
ピアノアレンジにしたのはいい曲ですね。
というか意味あったとは。
OPは私的にはいまひとつ。
(むしろアレンジバージョンのほうがよくできてた、ということ)
CGは渚帆の頭がでかいのはご愛嬌ということにしましょうか。
笑顔のときの絵が非常に素敵です。
声優さんは文句なし。
かなでに幸せになってほしいものですが
将来的にはどうなるかな?(苦笑
こんなところ。
追記:実は沙耶が天文部の天体観測に榊宏を誘っていっしょに星を見ていた時に
話していた「星になったシロ」という絵本なのだが
おそらくこれからとったのだろうと思う。
ポプラ社「星になったチロ」藤井旭著
出版年が1984年とふるいので
もしかしたら中古ならあるかもしれない。
内容は大体ゲーム中で沙耶が話していたのといっしょのようです