(GiveUp) Who killed you?(誰があなたを殺したのか)
姫宮瑠璃をどうする気だったのだろうか?という部分に興味を惹かれてプレイはしたのだが、
思い入れがなんもない状態から最初のシーンを見てると瑠璃は「お世話好きなだけのアホともいえる出しゃばり」になってしまっているわけで、正直なところこれで攻略できないなら意味がないなあという感じにやっぱり収まってしまった。そして、実際のところ瑠璃ルートがないのは微妙として、その瑠璃を攻略したいのか?といったらまったくといっていいほど興味がわいてこなかったというのが本音。
この話は失敗なんだろう。けど、正直なところ僕は過去のしがらみにはあまり興味がない。
今のほうに興味がある人間としては、新作のほうがみたいとも思うわけだ。
どこにも彼女のルートは2019年の今に至るまでありゃしませんが、ではあったとして果たしてこの話ってどうするつもりだったのか。無理やりでもつくれば納得するのかといえば、そういうわけでもないのは分かる。しかし、作品自体がほとんど風化しているようなもので今となっては、さらっと無理やり公開してもそんな傷にならん気しかしない。
けど、トノイケダイスケ氏のうち水月は気に入っているのでできればもう一作くらいはみたい。「永遠」をみてからあらためて評価を決めたいとも思うわけで。2013年以降の消息、音沙汰は一切なし。追憶するしかなくなっているのだろうかね…というわけで、求む新作(引退してないならだが
全体的には、未完成の箱庭というイメージそのもの。どこまでも優しい世界がとても印象的ではある。最も惹かれたのは僕にとっては追加の愛先生のルートだった。その先生の甘やかしぶりは、人をだめにさせるタイプでかなり蠱惑的に見える。
部分部分では、光る作品なので評価として極端に悪いというわけでもないだろう。話は終盤で水月のイメージみたいなのが出てきたのは、ちょっとおもしろい。先生のルートは、そこそこボリュームもありちゃんと主人公が救われているのは見える。
恵理香が旧ルートのほうではキャラクターも地のテキストもあまりにくどすぎたので、リテイク入れている分かえっておかしなことになってしまった感じが強い。完成度はそうした意味では高くはない。この恵理香が全編にわたってだいぶ鼻についているために、だいぶ放置中。新ルートはそのうちやるかもしれないが。
あとのキャラクターあんまり興味が出なかった。あざみんだけはかわいいが、なんかヒロインという感じにはそこまでみえない。
また向いたらやるかも。
プレイ時間は色々合わせて現状19時間、いまは途中放棄扱い(先生ルートで1周13時間~14時間くらい僕はかかったので、完成していたら相当長そうだ)