萌えゲーの1つの究極形
メティスと言う超能力の研究で盛んな学園都市に何故か主人公がスカウトされ引っ越してきてメティスに目覚めた事から物語は動き出す…がそんな事はどうでもいい位の萌えゲーかつおっぱいゲー。
主人公は利口で理屈っぽくて自らの恋を認識しながらそれを冷静に分析するタイプ。そんな主人公が何故かモテる。ヒロイン達が好き好き光線を出しまくる。焼餅を焼き合う。いざ恋仲になるとバカップル全開になる。勿論プレイ開始直後にメティスパサー(メティス能力者)同士での争いに遭遇するようにこんな能力が登場する作品が最後まで平穏に終わる訳もなく燃えの展開もある。ヒロインによっては終盤かなりシビアな展開になるが重くなり過ぎる事はなく適度にコメディが挟まれ最後はどれもハッピーエンドを迎える。誰からクリアしても特に問題はないが琴羽は最初に、美汐と風花は最後に回した方が盛り上がる。基本的にどのルートも見てるこっちが恥ずかしくなるような展開が大半で1人クリアしただけで胸焼けを起こしそうになるため一気に全員クリアしようとはせず休み休みプレイした方が良いかも知れない。
絵柄は万人受けするすっきりした顔立ちでややグラマーな体型。そしておっぱい星人が狂喜乱舞する事間違いなしの特大ボリューム胸搭載の娘が大半を占める。また脇役を含めてキャラが立っているのでキャラ間のかけ合いが楽しい。逆に言えばこれらが受け入れられないとプレイの継続は難しい。
エロは風花と沙織が5回、それ以外は4回で複数ラウンドのものもある。かなりきわどいアングルからのイベント絵や卑語発言もあり抜きゲーとしても結構使えると思う。約1名妙な性癖の方がいて特に。
音楽は明るめのポップな曲が多い。勿論緊迫する場面等では歯切れの良い音を聞かせてくれる。
システムはCatSystem2で必要なものは一通り揃っているが選択肢ジャンプに相当するシーンジャンプが不完全で場面により飛ぶ量が違い選択肢でない所で止まってしまう事が多く使い勝手が悪い。スキップは普通(平均100ms以上)。動き回ったり文章の途中で身振りを変えたりする立ち絵やアップの立ち絵が多用されているため思った程速度は出ず体感は遅い。またメティスの視覚的効果を動きのある演出で見せたりするためC2D以降のCPUでないと重くなるかも知れない(基本的にCatSystem2をPentium世代のPCで動かすのは厳しい)。これは環境依存かも知れないが2010年以降発売のCatSystem2使用作品ではゲームパッドを認識しない。キーボードのキー設定をJoyToKeyで認識出来るキーに割り振ってプレイするのが無難だろう。
萌えと燃えとおっぱいに溢れるこの作品。理屈抜きに萌えられる人なら間違いなく楽しめるだろう。