Intel 865Gではフルスクリーンだと画面が180度回転した状態で表示される。なら初めから180度回転表示で起動すれば巡り巡って元通りになるかと思ったが無理だった。残念。
仕方がないので解像度を640×480まで落としてウィンドウモードでプレイ。ウィンドウサイズが小さいため画面内にきちんと収まる。既に何世代も前のオンボだが特に処理落ちする事なくプレイ出来た。起動直後はゲームパッドの方向キーが左上に入りっ放しになったがその方向に何度か入力を入れれば自分の環境では正常に戻った。
しかし反射神経がすっかり衰えているのでBASICでもクリア出来ず。
所謂『雷電』のような正統派シューティング(弾数が少なく速い)で地上物はなし。AREA2までは簡単で敵の攻撃も単調だがAREA3以降は段々と攻撃も激しくなり障害物も登場する。
AREA5の高速スクロールエリアはマップの記憶が必須で動体視力が優れていないとそれでも厳しいかと。
画面の大きさに対して敵味方共キャラが大き過ぎるため窮屈な印象を受ける。現在の8割位の大きさが妥当では。また背景が基本一枚絵なので正直寂しい。
音楽はAREA5は良かったがほかは普通。YAMAHA S-YXG50で聴いた限りでは各音色の音量バランスが悪いが環境依存度の非常に高いMIDIを使用しているので致し方ない。
東方や式神の城のような弾幕系が大嫌いと言う人にはそれなりに楽しめると思うが、それ程敵の攻撃にバリエーションがある訳ではないので飽きも早いかも。極論を承知で言うと、初音ミクやニコニコ動画は客寄せパンダでゲーム内容に深く関わっていない。声はあるがミクに喋らせている訳ではないので注意(そもそもミクは歌わせる音源で喋らせるものではない。無茶をして喋らせている人もいるが本当に凄いと思う)。逆に言えばこれらに拒否反応を示す人も特に問題なくプレイ出来ると思う。コミケ74版では一連のハドソンシューティングを思わせる5WAYショットが追加されるので難易度も下がるかも知れない。
余談。ミクの音源以外での盛り上がりが凄いが使っている立場から見るとひどく滑稽に映る(絵師のKEI氏の悪ノリも一因か)。だがそれがなかったらここまで売れて浸透しなかったのは紛れもない事実。ベタ打ちでもそれなりに歌うが真の意味で声に表情を付けようとすると本当に難しい。例えるなら昔PSGで音符を細切れにして音量を下げてソフトウェアエンベロープを実現していたような感じ(ちょっと違うか)。