前作までと違い、"奇跡"の意味が大きく変わっている作品。
"実は既に3年~" がかなり衝撃大きかった・・・。
前作までに見られた、"奇跡"の安売りがここに来て消滅。
あるのは、
努力して、努力して、傷ついてそれでも諦めずに努力して。
その姿に感銘を受けた人達が集まって、
皆でまた努力して。
結果、"奇跡"と言って遜色のないほどのモノを生み出す。
前作よりは、現実に沿った内容で、
これはこれでとても美しい。
また、賛否両論あるのもこれならば納得できる。
私は賛成派かなぁ。
個人的に思うのは、
智代が報われない話だ。というのは、ストーリーの内容が、実際にそういったモノなのではなく、
プレイヤーの受け取り方のひとつに過ぎない。
ということ。
実際は、ゲーム序盤からエンディングまでで分かるように、
最初は、他人は救えても自分を救うことをできない智代が、
"とも"との出会いから、苦悩し、
涙し、決意し、
そして朋也との別れに至って尚、
それでも、それまでの道のりを後悔せず、
結果を受け止め、乗り越え、成長し、
さらには他人をも救っていこうという決意に至るまでになっている。
これを見る限り、少なくとも智代にとっては、
決して救われない話などではなく、
自分の大切な人達との輝かしい思い出であり、
振り返ることはあっても、後悔することはなく。
それをプレイヤーが納得できるかどうかが、
この作品が救われる話か、そうでないかに分かれると思える。
個人的には、あの終わり方でよかった。と思う。
智代はここで置いといて。
鷹文と河南子がもったない!
とてもいいキャラで、笑い担当として文句なく、
ストーリーも感動的。
と、文句のつけようのないように思えるんですが、
いかんせん ラ ヴ ラ ヴ 度 が足りない・・・。
もう、河南子が冷めすぎで、
もっとこう、鷹文とイチャイチャして欲しかった。
鷹文と河南子のアフターが欲しかったなぁ。
まぁ、作品名が"智代アフター"なんで、しょうがないんですけどね。