粛々と・・・朗々と進められる厳かな舞台を見ている気分。
ほんとにロミオ氏は、もう・・・。
世界の構築にかけては、右に出る者なしですね。
この世界の、圧倒的存在感。
彼が描く世界は、ひとつの巨大な生き物であるかのよう。
プレイをしていると、ソレに呑みこまれる、とでも言うのでしょうか。
そんな感覚を、プレイ中、ずっと感じていられます。
今更ですが、ほんと、ロミオ氏の知識の幅、量には、ただただ圧倒されますね・・・。
知識を大量に得ることは、全然難しいことではないのです。
難しいのは、得た知識を自分の内で纏め上げ、
それを発露すること、なんですよね。
知識の価値とは、得るためだけにあるわけじゃなく、これを利用するためこそにある。
この点においては、ロミオ氏は、まさに天才じゃないでしょうか。
自分にだけ分かるような表現で、ごちゃごちゃと知識をひけらかすかのように表するライターは大勢いますが、
この方ほど、自らの得た膨大な知識を、常人にもついていける範囲で、
こうも美しく表せる人はそうはいませんよね。