本当にエリクシルを書いたライターさんなの?ド素人が書いたシナリオじゃないか…。出来の悪い少年誌を読んでいる気分になった。
主人公が無能。
ただでさえ理不尽な問題連発しながらシナリオが進行してストレス貯まるのに、その問題の解決方法が根性論と感情論に支えられた誰にでも思いつくような単調な手段に限られている。
主人公の武器は「お願い」と「根性」。
「とにかく俺の意見を聞いて下さい!お願いします!」
「ダメならこの身を挺して…ッ!うぉぉぉお!」
脳筋かな?
根が深い難しい問題のはずなのに、主人公が安直な解決方法しか取れないおかげで、なんだか陳腐なストーリー展開になってしまっている。
何故かヒロインたち含め、多くの人間に信頼される主人公像が前面に押し出されていますが、説得力に著しく欠けている。
そんだけ頼りにされる存在なら、もうちょっとマシな方法で物事を解決してみせて欲しかった。
で、そんな主人公に対してヒロイン達はべた惚れの即堕ちハーレム。
周りの人間も付き合う前から後押しムード全開。
とりあえずハーレム展開にしておけ、みたいな思惑が透けて見えて癪に障る。
あと、プレイヤーがヒロインに対して悪感情を持たないように配慮するのはいいのですが、大団円を意識しすぎて唐突ないい子ちゃんアピールがちょいちょい差し込まれるのが凄い違和感。
ヒロインの性格が多少歪んでてもいいじゃないか…。
それはそれでキャラクターの個性になる。
不自然な方法でプレイヤーの印象を操作しようとしたせいでキャラクター自体が歪んでしまってる。
さらに、AXLと言えばバストショット絵を使った会話シーン演出が特徴的だった印象があるんですが、本作はその辺もパワーダウンしている気がしました。
予算の都合で削られちゃったのかな…。
エリクシルのバジルのバストショット絵を見て性欲を持て余してたクチなんで、本作でも密かに出来のいいのがないか期待していたんですが残念です。
なんだか思いついた事を片っ端から書きなぐったら思ったより低評価になりましたが、どう考えても期待していた分の反動ですね。
大して期待せずに65点~70点くらいの作品だと覚悟してプレイすればまた評価は違ってくるのかもしれません。