思ったよりもずっと楽しめました。
物語の舞台が最高。
まず何よりこれですね。
移動時の3Dや、ストーリーの色が相まって、非常に舞台の臨場感を出しています。
あとは男性キャラに声があることも大きいですね。
個人的にこれだけでかなり加点。
特に、主人公役の声優さんの演技力はズバ抜けています。
ほとんどの作品には、主人公ボイスありませんが、
この作品を見る限り、個人的にチョイスミスをしない限り主人公にもボイスあった方がいいように思いました。
同じく男キャラの伊藤もいい味出してました。
ミステリールートでのとも子が死んだ際の慟哭は、その1行の台詞だけで胸を衝く演技力。
ストーリーはどのルートもなかなか秀逸。
また、15編の物語もそれなりに面白く、妥協の跡が見られません。
エロシーンも発売当時を考えるとかなり優秀な方じゃないかと。
選択肢も多く、愛撫シーンでは自由度もそれなりに高い。
加えてそれなりにエロイので、不満な点は特に見当たりません。
個人的に後日談があるところも好感。
物語の組み合わせで、IF物語が見れるのも嬉しかった。
個人的な減点対象は、他の良作と比べた際のこの作品の位置づけのための減点くらいです。