緑髪がトラウマになりました。
主人公の生臭い葛藤が、濃密に描かれています。
ヘタレの代名詞と噂(?)の主人公ですが、
実際彼の立場に立って、迷いが生まれない人は非常に少ないでしょう。
そんなヘタレの彼が、友人に助けられながら、悩み、苦しみぬいて
成長していく様は素晴らしいの一言。
ただ。
水月も遙も選べず、逃避してしまう他のルートにはほんと腹立った。
あの状況だったから、2人を好きになっちゃったわけで・・・。(それでも納得いきづらいが)
それ以降の登場人物を愛するのはただの逃げ。
ほんと他ルートは苦痛でしかありませんでした。
水月と遙を思うと泣けてくる・・・。
遙ルートと水月ルート以外は正直いらないと思った。
とくにあの緑髪眼鏡!
トラウマになるほど酷かった・・・。
蝿取り草を連想するキャラクターでした。
甘い蜜で主人公を誘惑し、捕らえたら二度と放さない粘着性。
主人公の生活場所、友人関係を徹底的に完膚なきまでにぶち壊し、
主人公は逃げられないように拘束し、
肉体的にも精神的にも責め続けられた主人公。
そりゃ壊れるよね・・・。
大空寺以下、その他大勢はどうでもよし。