何でこんな酷評受けてるのか分からない･･･。主人公との相性はかなりあるとしても、普通に佳作と言えます。
まぁ、2ch系の主人公が合わない人は、止めといたほうがいいかもしれません。
私的には方向性としては許せるヘタレでしたので、
主人公の情けない行動に笑いはしても、イラッとしたりはしませんでした。
ドエロを隠さず、エロゲ脳で2ch用語連発し、土下座をも躊躇わず、
おばけがガチで苦手で、女の子大好き。
そういう主人公がダメな人は、かなり辛いかもですね。
でもまぁ、決めるトコは一応ちゃんと決めてくれる主人公ではあります。
個人的には、エストみたいな頭ゆる過ぎるキャラとかの方がはるかにイラッとくるタイプですので･･･。
また、シナリオ自体も、鼻にツくような"女の子至上主義"的な話じゃないのが個人的には好感触。
うざいキャラには、「うぜぇわお前」って態度取る主人公が最高でした。
デフォルトは土下座ですけどネ。
普段は女の子に情けない主人公も、
人として間違ったことをするようなヒロインには途端に冷たい態度を取るようになります。
普通はなぁなぁになって曖昧に話が進んで、
「このヒロインうぜぇわマジで･･･。」
とストレスたまることが当たり前になってますが、
本作は主人公がそういうとこの態度はっきりさせてくれるので、全然ストレスたまらなかった。
優希ルートでは、主人公の態度って形じゃなくて、
周りのキャラが諌めてくれる形だった上に、報いとして罪悪感に押しつぶされるヒロインを上手いこと描けていましたが、
これはこれで凄くよかった。
あと、購入前はRPG主体のゲームだと勝手に思ってたんですが、
蓋を開けてみればまったくの逆でしたね。(HP見たらちゃんとADVって書いてある･･･)
メインはあくまでもシナリオで、ダンジョン部分とか、もうほんとただのオマケです。
レベルUP要素もなければ、やりこみ要素なんてものも当然なし。
個人的にはダンジョンに期待して買ったわけじゃありませんでしたので、
割と読めるシナリオだったこともあって、ちょっと得した気分でした。
で、登場する女の子キャラはほぼ全て攻略できる仕様。
これはまさに嬉しい誤算。
公式や説明書見た感じ、攻略できるのは多くて4人位かなぁ(しかもこういうダンジョンモノの例に漏れず最後の最後だけを分岐させる形で)とか思ってたんですが、
各キャラしっかりとシナリオがありましたので、ひゃっほぅって感じ。
まぁ妙に酷評されてましたので、私は良いところを列挙しようと思ったわけですが、
良作か、と問われれば、首を傾げるくらいの出来じゃないかと。
佳作であることには違いはないでしょうけど。
個人的には優希ルートとか、凄くよかった。
近すぎる幼なじみの関係を描いた内容としては、かなり良く出来ていましたね。
深く考えないで、バカゲー＆キャラゲーとして楽しめれば勝ち組じゃないかと思います。