様々な感情が詰め込まれている
最初に思いつく言葉はとにかく長い。
各ルートに話の根幹にあるキーワードが散りばめられているため、よくある要らない子などなかった。ただ、長さに伴って文章の言い回しがくどく感じてしまう面や、誤字、声優による誤読などが多々見られる。それを踏まえたとしても素晴らしいシナリオであった。十夜ルートがなかったのが残念であったが・・・
千和と姫織を攻略した後にハルルートがくるわけだが、それがグランド並みに長く、そしてグランドで非常に重要なものとして関わってくる。ゲームタイトルの意味や夜とは何かを究明していく。グランドに進むとこれまでの伏線を回収していくのだが困惑するものもあれば、安堵するものもある。
そんな登場人物だけでなく、プレイヤ―である我々も何か考えさせられるところがある深いゲーム。CGや背景はもちろん、音楽も美麗である。私は涙腺が崩壊するこはなかったものの、心に染みわたるような何かが刺激してうるっとくるものがあった。
攻略に時間はかかるものの、すべての人におすすめしたい。