SF世界における二人の旅物語
めちゃくちゃ面白かったです。
下記は刺さったが故の戯れ言。
非常に好みの世界観で、その世界観にあったBGM、美麗な背景やCGと立ち絵、演出など総じて高水準で素晴らしい出来上がりでした。フィリアについては立ち絵の表情差分や声優さんの演技によって非常に可愛く描かれていて、素晴らしかったと思います。ジュードの演技も良かったな。。。あと、シンギュラリティマシンの異様さも良かったです。
システム面も表示解像度が高く、その他も使いやすくて良かったです。
OP、EDともに素晴らしく、特にEDは余韻をよりいいものにしてくれた。。。
・シナリオ
起承転結で隙が無く、起伏の調整も上手く、台詞回しも完璧で、ジュードとフィリアの関係を中心に丁寧に描かれていて非常に良かったです。世界観への導入も素晴らしくすぐに物語に没入でき、描きたいものがコンパクトにまとめられていて、短いながらも濃密な時間を体験できて良かったなと。
旅をしていく中で次第にわかってくる世界、出会いと別れ、旅をしていろいろな経験をしたからこその二人の変化や成長を感じ取れ、最大瞬間風速も速くとても好みの物語でした。フィリアは最初、人間にならないといけないという目的のために旅に出て、ジュードのとの旅が本当に楽しかった、もっといろんなことを教えてほしかったからこそ当初の目的よりも旅の存続を望んだし、ジュードはフィリアを人間として意識し想い入れ、愛があるからこそ、今までの事を否定してでも命を懸けてでもフィリアのことを守ろうとし大切なものを未来へ運ぼうとしたし、フィリアとの旅の存続を随所で臨んでいるような描写があったのは、教えればいろんなことを吸収していくフィリアとの旅が楽しかったんだと思えたのは本当に良かったし、それは師弟の関係であり、本能由来じゃない愛の混ざった理解できる親子以外の何物でもないと感じれたのが素晴らしかった。
旅の最後にはジュードがフィリアをしっかりと運んできたんだと思わせてくれて、泣けるシーンもあり、読み終えた後の余韻も素晴らしく満足度が非常に高いです。
しっかりとフィリアが違和感なく人間らしい行動をするのも良かったです。。。
アフターストーリーも短い間ですが非常に良く、本当にこの作品が好きになりました。
運び屋の二人が素晴らしい物語を運んできてくれたんだなと。。。感謝。。。
あとタイトルって菌と星のダブルミーニングですかね？
ロミオ氏の作品はほとんどやったことないので、これから触れていきたいなと思います。