確かに賛否両論、合う合わないの激しいゲームだと思うんだ。でも自分にはまさにクリティカルヒット。で、この点数。
脳内彼女第6作にして、処女作「絶対★妹至上主義!!」の姉妹作(?)の今作。至上主義が好きだった自分は迷わず予約購入。
「年下や目下のヒロインに一方的に攻められる」という実に人を選ぶコンセプトは相変わらず(最初に「合う合わないの激しい『ゲーム』」と言ったが、少し間違えた。脳内彼女自体が「合う合わないの激しい『ブランド』」である。)。さらに今作はその妹特化型である。妹属性持ち×Mという難儀な性癖を持つ自分としてはまさに垂涎の品。つくづく思うが、脳内彼女のこの万人受けを狙わない一貫した姿勢は最大限評価したいし、今後もブレずに、下手に大衆迎合せずにがんばってもらいたいと切に願う。その期待とエールの気持ちも込めての95点である。
シナリオに関しては…まぁ抜きゲーとして無難なライン。注意としては、バッドエンドでパンチの効いたもの有り。これまでの脳内彼女では「むしろバッドエンドがトゥルーエンド」というツワモノの意見も聞かれたが、さすがに今回の綺のバッドエンドは…「泣く子も黙る」ものだと。どう解釈してもトゥルーとは言えんwww茜音のも凄い…あれを快感に変えられる人は相当な猛者であるwww(自分にはパンチが強すぎて-3点)
肝心のエロは…攻めの度合いとして様々な「さじ加減」のシーンを網羅している、と言える。悪く言えば「全シーン使える」というようなことはまず無いと思う。自分はソフトなMなので「ペニバンで尻穴突かれる」レベルまでいくと苦手である(従って茜音は苦手)。しかし、そもそも「妹から攻められる」というシチュ自体が特殊なので、逆に1シーンでもクリティカルヒットがあれば「買ってよかった」という気になれるとも思う。
自分としては、奏が最高であった。お互いにバカ言い合える位の距離感がたまらなく良い。公式HP曰く「バカデレ」とのことだが、「バカデレ万歳~!」と心から叫びたいwww特に個別ルート入ってからのエロシーン…ヤバイのよ…口では「ちょっと甘えてやったらすぐチ○ポ出しちゃうとか…笑える~」って感じでバカにしつつ、主人公が散々嫌がると「…そんなに嫌?本気で嫌だったらやめるよ…」とかポロッと言ってきたり…どんだけ可愛ければ気が済むのよ…
バッドを除くエロシーン全体に言えるけど、攻めの大部分に、根底に主人公への想いがあって、「愛のある攻め」が好きなソフトMとしては神懸かり的なさじ加減なんだ、ホント。「サイコー!」の一言。
強いて、本当に強いて難点を挙げるとすれば、「××チ○ポ」「××マ○コ」の濫用が目立つ。一生懸命いやらしくしようという努力の跡が垣間見えるが、こういった卑語は適量をもってして最高の効果を発揮するものであって、「妹マ○コが恋人マ○コに、お嫁さんマ○コになっちゃう~~~」といった具合に、あまりにも連発されると「さすがにやりすぎだろw」と少し萎える。この点に-2点。
そうそう、一番重要なこと…絵が化けた、良い意味でwww本当に「どうしたの?何があったの??」という感じwwwこれは嬉しい!前作「嘘デレ」でも「お、まぁ良くなってきたな」と思ったが、「おさなべ」~「シスまじ」に関しては、相当クセのある、アクが強い絵で、特殊なシチュをもってしても、フルコンプ後の「絵はキツいな~」という感想は禁じえなかった。それが今作ではどうだろう…CGだけでも使えそうであるwww
作品ごとに着実に進化を続けながらも、アイデンティティーである「(適度な)女性上位」という独自のカラーは変えずに頑張っている脳内彼女。さらには「妹に攻められる」という明らかにニッチな市場に作品を送り続けてくれる脳内彼女。自分にとって今後も目が離せないブランドの1つである。今後の懸念はただ1つ、「男の娘」に特化したブランドにはなって欲しくないという点のみであるwww
最後に戯言を…(あくまで個人的見解です。気分を害されてしまったらごめんなさいm(_ _)m)
Mでない方がこのゲームをプレイする、結構。「やっぱり俺には合わないや。俺はMじゃない。」と、リトマス紙的に用いる、もちろん結構。低い点数をつける、これも結構。だがね…「ムカツク妹・主人公はクソ」そこまで言っちゃあねぇ…
「普通の学園モノですよ~♪」とか謳ってて、実はヘタレ主人公でしたってゲームはいくらでもあるし、そういうのに「クソ主人公」と言っても何も問題ないと思う。でもここはHPその他で「情けない主人公が妹にタジタジになるゲームです」って散々アナウンスしてるんだから。クソとまで思うんなら充分回避できたはずだし…その点(ビッチな妹・ウジウジ主人公)での「低評価」は付けても「悪評価」は如何なものかと…そう思った次第です…(信者の戯言と思って聞き流してください(^_^;))