号泣したけど評価は抑えました
こんなに包容力があって強くて優しい人（由姫さん）・温かい家族に囲まれて「学校に行って思い出を作りたい」という健気な願いを持った女の子（まひる）が死んだら、こんな無邪気でまっすぐな子（μ）が記憶なくなるって言ったらそりゃ泣くってば。
後から振り返れば泣かせ方がちょっとあざとかったなと斜に構えたくもなるが、そうは思わせない高品質の音楽・安易に奇跡を起こさない物語はさすが。
でも、朝倉姉妹の幼少期の物語ということで、音姉好きとしては音姫が「放っておいて。→弟く～ん♪」になった過程、由夢が「お兄ちゃん遊ぼ♪→兄さんなんて知らない！」になった過程も知りたかったのだが、結局「いつの間に」ということで語られなかったのが残念だった。
（余談 ＡＰ（アニバーサリーパッケージ）をやって曲芸商法を考える）私はしばらくギャルゲーにブランクがあったため、その間に、もはやたたき売りとも言えるＡＰ（ＰＣ＋ＳＣ＋ＴＹ＋ＦＬ）なるものが出ており、5000円で十二分に楽しませてもらったが、これ単体でフルプライスでは曲芸商法批判も止むを得ないだろう。
まぁでも10年たっても新しい話が知りたいと思えるほど魅力的なキャラと、そしてまたＤＭという形で新しい話が供給されるという状況は、ファンにとっては喜びこそすれ批判するところではないのかもなぁ…
…なんてＡＰでやったから言えるんだろうけどね(笑)けど、別メーカーの話で恐縮だが、オーガストの「夜明け前より瑠璃色な」で、ファンディスク「けよりなＭＣ（略称）」にて、フルコンプ後に「Message from heroines」として、各ヒロインからプレイヤーに「もうお別れだけど、私は忘れないよ！」っていうあいさつが出るのだが、音夢・由夢も抑え未だ最強の妹と信じてやまない朝霧麻衣に陶酔していた俺は「そんなの嫌だよ～！」と別の意味で号泣したからね(笑)あれは究極の泣きゲーだった(爆)ヒロインから直接引導を渡される場合もあるんだから、それに比べたら定期的なお布施で彼女たちに会えるというのもまた幸せの形なのかも。