良くも悪くも前シリーズと比べられてしまう作品
人気だったLOVELY×CATION(1・2)からスタッフを一新しての新タイトル。
完成度の高かった前シリーズと比べられてしまうため、ユーザーから厳しい評価にさらされた本作である。
コンセプト自体は変わりなくエロゲー版とき○モ、ラブ○ラス。
自由行動時間に目当てのキャラに合わせたステータスアップやアイテム取得を行うプレイ方針も変わらない。
しかし、いろいろと新要素を模索した結果全体的な完成度が低くなってしまっている。
以下個人的に気になったマイナス要素を挙げる。
なんとなくでステータス上げをしているときちんとルートに入れないシビアなステータス管理
マップを東京周辺の地名にしてバリエーションを付けた割にはステータスの上り幅の方が重視されるため散策は楽しみにくい
付きあった後は相手の名前の呼び方が変更できるが、テキストに反映されたりされなかったりする
ストーリーが大して面白いわけではない
ゲームの完成度がいまいちなうえ、前シリーズと比べられさらに評価の下がっている印象のある作品。
新シリーズとはいえ好評だった前シリーズの脚本家・原画師が全くかかわっていないので最初から不安はあったが、それが見事に的中してしまったようだ。
hibiki worksの今後が心配になる出来。
ただ、主人公をメガネ設定にすると起床時に視界がぼやけていたり、性器の呼称をテキスト上プレイヤーの好きに設定出来たりと試み自体は面白いものも散見された。
前シリーズであるLOVELY×CATIONファンとして、次回作では今回の反省を活かし問題点を解消することでよりよいCATIONシリーズを作り出してくれるよう期待している。